\... ノルウェイ北欧暮らしメモ .../

北欧暮らし。色んな人の色んな目線で。

隣の芝は青いスウェーデン旅行!

Hei :)

 

こあきです、先日友達とスウェーデンへ2泊3日の旅行へ行ってきました〜💓まさかこんなに早く北欧のお他の地へ行けることになろうとは。。。嬉しい。しかも高校時代からの友達で気心が知れているので楽!

 

さて、そんなスウェーデンへは先日Rieちゃんが教えてくれた、FlixBusを利用しました😙 運営会社はドイツ〜〜〜。わざわざ北欧に出稼ぎに来てるのかな?バスには運転手と係員さんが乗ってたよ。

 

夜の23時にバスターミナルを出発!なんとこちら2階建のバスでして。大きいのなんの。大きい割にお客さんは少なかったから、ひとり2席確保して横になって休めました✨

 

・・・が!!!どうやら私どこでも寝られるタイプではないらしい。横になったものの全然眠れませんでしたw サイズ感はフィットしてるのに!こういう時チビでよかったと思うよ笑 直前までめっちゃ眠くて欠伸してたのに、バスの中で目がギンギンに冴えてる〜〜〜〜wギンギラギンだよ。

 

なんとか眠らなければと、とりあえず目を閉じるも無駄無駄無駄ァ状態。運転席に近くて運転手の聴いてる音楽が気になるし、話し声も聞こえるし、何より枕になるものがないから頭に血が上る〜😂

 

それでもしばらく目を瞑ってたらだんだん夢うつつ〜って感じになって来て、おお眠れる眠れるぞ・・・!ってなってたところで、問題発生!!

 

このバス、ストックホルムのバスターミナルに行くまでにいくつかのバス停に止まるんですがね?深夜2時くらいだったかな?やたら長いことバスが停車してたんだよね。

 

😪:誰か人を待ってあげてんのかなー。時間になっても出発しないなんて優しいなー

🚌:(車内放送で一言)problem

 

そうバスに物理的な問題が発生。

普段なら焦るところですが、なんせストックホルムに朝6:45に着くバスで、着いたところでお店何もやってないだろうなと思ってたので逆にバスの中で寝ながら時間を潰せるのは単純にありがたかった。ちなみにこの時おじさんはproblemとしか言わず、一体なにが起こってるのかはその時は分からなかったの。誰も聞きにも行かなかったし。

 

それからしばらくして、あまりに走り出さないのを気にしたおじさんが聞きに行くと、どうやらタイヤがパンクしてしまったのだそう。同僚?が新しいタイヤを持ってくるから、それまでここで待つ、って言い出して。

 

パンクってwwwあんなにバス大きいくせに替えのタイヤ積んでないのかーーーーいwww

 

でも深夜に新しいタイヤ持って来てくれることが奇跡。その後3時間遅れでストックホルムに到着しました。3時間て結構待ったな笑 車内の暖房がガンガンきいてたせいか、ここで喉の炎症を起こしてバッチリ風邪をひきました😇

 

そんなこんなで辿り着いたストックホルム!すでに私は疲労困憊ww本当にゾンビの形相だったと思うよ。とりあえず近くのespressocafe(オスロにもあるww)で朝ごはんを食べて今日の計画を練る。

 

実は3日間も時間があるものの、私たち本当にここまで何も計画せずに来てしまった。私は市庁舎が綺麗ぐらいの情報しかなかったし・・・。とりあえず観光パンフレットを開いてみる。話し合ってお互い行きたいと思ったのは、

 

・市庁舎

・図書館

・旧市街・ガムラスタン

・古着屋さん

・DroppCoffee

 

ぐらい。そんなにないね🙃

3日間もやることあるかな・・・とちょっとこの時思った。だがしかし!!それは大きな間違いだったのである!!!!

 

ストックホルムは歩いているだけで楽しい!!!

 

Wiki調べによるとストックホルムは直接戦火に巻き込まれなかったから、街並みが昔のままのところが多いそう。旧市街以外でも、例えば

 

f:id:koakI:20171014234618p:plain

これがストックホルムの中心地で私たちの今回の行動範囲ね。中央のガムラスタンより上の、中央駅付近はビルが立ち並ぶ近代都市で、それこそ東京のようだった。(オスロも想像より都会だと思っていたけど、ストックホルムを見て本物の都会を思い出した)

 

だけどガムラスタンより下の島は結構ヨーロッパっぽい建物が多くて!何よりストックホルムは中央駅付近を除いて、石畳の歩きにくいけどお洒落な道が多い!笑 石畳があるとないとじゃ全然雰囲気が違いまっせ🙄

 

まずは図書館に向かいながら中央駅付近を散策。

 

f:id:koakI:20171014235832j:plain

都会だ・・・。でも都会の中にも昔らしさが少し残ってる感じ。

 

f:id:koakI:20171014235932j:plain

なんと車道の下を突き抜けるトンネル!テンション上がる!

 

f:id:koakI:20171015000005j:plain

中はこんな感じ〜

ここで路上ライブしたら儲かるかな?

 

f:id:koakI:20171015000035j:plain

反対側はこんな感じ。確か1800年後半からあるみたい。

 

f:id:koakI:20171015000059j:plain

図書館に到着〜この図書館になぜ来たかったかというと・・

 

f:id:koakI:20171015000148j:plain

わかる?わかる??図書館が円形になってるの!!

本に囲まれてます。ここがメインホールだけど、いくつもの部屋が奥にあって静かに勉強するスペースがちゃんとあります。でもここ観光地化されてるから、なかなか落ち着かないかもね〜〜。

 

f:id:koakI:20171015000213j:plain

中央駅。お洒落ですね〜海外って感じですね〜

 

f:id:koakI:20171015000231j:plain

ドーーーーン!曇天の市庁舎!!今回3日間とも雨に見舞われましたww靴はすぐびしょびしょになるやつで、薄着だったもんだから夜は寒くて寒くて喋るのもままならないほどでしたwそりゃ風邪引くわ😇なんでこんなに寒くて水が溢れてるのに、バスタブでお湯に浸かる文化がないのか不思議!

 

f:id:koakI:20171015000300j:plain

私はこんな感じの二重の柱で作られた空間が好きです。モンサンミッシェルの中庭と、明治神宮もこんな感じ。いいよねー空間て💓

ちなみにこの市庁舎の通路では何組かのカップルがドレスとタキシードを着て、フォトウェディングしてました✨

 

その後、お目当の旧市街・ガムラスタンへ〜〜〜!

市庁舎からは橋を渡って徒歩約5分、すぐ着きます。

f:id:koakI:20171015000421j:plain

これだよこれこれ〜〜〜〜!!!!素敵だ・・・ヨーロッパ!隙間なくびっしりと並ぶ建物たち・・・そのカラフルさといったらもう。本当に可愛い。ミニチュアにして家に飾りたい!

 

f:id:koakI:20171015000443j:plain

写真で伝えられないこの壁の土感!クレイ(泥)で壁作りましたって感じが好き!好きだーーーー!!!(語彙力の限界)

 

f:id:koakI:20171015000504j:plain

所々にある小さなトンネルの向こうに続く石畳と可愛い街。なんでこんなに可愛いんだろう?私たちアジア人には馴染みのないものだから珍しいけど、欧米人に見える観光客も撮ってたなあそういえば。やっぱり旧市街の街並みは見慣れていても素敵に見えるのかな?

 

f:id:koakI:20171015000530j:plain

夜になってライトアップされるとまた綺麗💓うふふーこのままずっとここにいたいわ〜って思うでしょ?無理!!寒くて!!笑

 

綺麗な街並みを見て疲れも吹っ飛、、、ばない!www疲れは蓄積されているの!なんかもう夜になって気が緩んだ瞬間にバス旅から始まった疲労感と寒気がピークに達し、名残惜しいながらも宿に向かいました。。。

 

宿はAirbnbで。中央駅から電車で15分ほど。近くにスーパーがあると聞いてたのでそこで冷凍食品などなど晩御飯をゲットしました!

 

これが初日のスウェーデンでの晩餐だー!!!

 

f:id:koakI:20171015000554j:plain

美味しそう〜〜〜〜〜〜💓そして安い〜〜〜〜〜〜💓

特にビールの安さにはさすがに驚いたわ!!オスロでは一本30クローネぐらいするのに、こっちだとモノによってはたったの10クローネ!う、、、嘘だろーーー😳最高やんけーーーー!って言いつつも1本飲み干せなかったんだけどw

 

そして肉団子か芋団子かわからなかった私の冷凍食品は豆団子でした。ファラフェルっていう中東発祥の食べ物で、ひよこ豆やソラマメから作ったコロッケのようなものだって。これがもう私の中でフィーバー!!!めっちゃ好き!!!まずひよこ豆が大好きだからね😻チキンもめっちゃ美味しかった!

 

こうして長かった初日は終了・・・。

 

2日目は日曜日!ということで、中心地でやっているフリーマーケットを見に行くことにしたよー!私はここ最近本気で雨履の必要性を実感している。。。なぜなら私は雨に強い靴が1足もないどころか、レベルにしてもはや雨耐性1としか思えない、歩いて15分でビッショビショになる靴しか持っていないのだ。ばか。。。

 

友達がストックホルムの古着安いよと教えてくれたので、もはやストックホルムには完全にショッピングのために行ったしw

 

だけども・・・・雨のためほとんどお店がないwww出てるのは食器ぐらい。それでも可愛い食器がたくさんあって目移りしたけどね!ただ服は全然なかった・・・😭そして寒い・・・・今日も寒い。温まろうってなって、景色が良いと噂のカフェに行くことに。

 

そしたらそのカフェと同じ建物の中に可愛い雑貨屋さん発見!

 

f:id:koakI:20171015000622j:plain

Designtorget っていう雑貨屋さんで家具、キッチン用品などが置いてある。まあ日本でいう蔦屋家電みたいな。どれもこれも高かったわ。でもちょこちょこ本が置いてあって、観光客向けであろうスウェーデンの写真集を私は買っちゃった!靴はどうしたw

 

f:id:koakI:20171015000650j:plain

それからまたまたガムラスタン〜どうやらこれが正門?なのかな。

f:id:koakI:20171015000719j:plain

ストックホルムでよくみる、円の中に3つの王冠が配置されているあの紋章は私にはまつげバッサバサの女性の微笑みにしか見えなかったけど・・・。この門をくぐるのはすごくテンションが上がった!タイムスリップした気分になる。天然のディズニーランドや!

f:id:koakI:20171015000749j:plain

中央広場(勝手に私が命名)にはおっしゃれ〜で可愛い建物が!ここ今でも誰か住んでるのかな?住んでるよね。どんな金持ちだ。

 

ていうか本当にこの素朴な色が素敵すぎてー!なんでこんなにカラフルにしたんだろう?やっぱり寒い冬に白一色になっちゃうから?日本の重要文化財も好きだけど、やっぱり可愛さは負けるな〜〜

 

f:id:koakI:20171015000818j:plain

からのノーベル博物館!ちょうど私たちが訪れた時期がノーベル賞発表習慣だったようでね。ノーベル文学賞を日本人男性がとったらしく、いろんなところで広告を見たよ!

スウェーデンの人に「おっ日本人がノーベル賞とったな。おめでとう!」って言われるかと思ったけど、私よく中国人だと思われるからか、スウェーデン人がシャイだからか誰からも言われなかったよ😇そもそもその人の本、読んだことないんだけどね!!

 

f:id:koakI:20171015000846j:plain

フィンランド美術館裏にいる小さな銅像。お地蔵様みたい。寒くないようにマフラーもらったんだね、よかったね。お返しはニシンとかサバかな?私は雨履と雨合羽が欲しいです。

 

f:id:koakI:20171015001005j:plain

そういえばスウェーデンは我が物顔でムーミン製品を売りまくっています。ムーミンカフェも見つけました。

 

f:id:koakI:20171015001031j:plain

この壁の目のまでおじさんが一人でケーキ食べてました。私たちもここでお茶するつもりだったけど、ケーキがあんまり魅力的に見えなかったから写真だけ撮って出ましたw

 

その後入ったカフェではおじさんがセクハラジジィで笑顔と愉快さで誤魔化しながら、マッサージしようか?タイ式マッサージする?とかなんか言ってましたwノーセンキュー

 

f:id:koakI:20171015001058j:plain

ストックホルムは建物が低い。だから点在する教会がとても目立ってかっこいい。遠目から見たらいつまでも中世のまま。本当にタイムスリップした気になります。ずーっと昔からここには街があって人々が暮らしていたんだなあと思うと不思議・・・。

 

人は今でも変わってないのかな?随分と便利な暮らしの世の中になったけど。

 

ところで・・・日曜日の閉店率高すぎる!!!

やってるところ少ないだろうと思っちゃいたけど、それにしてもやってなさすぎてやる事なかったわ!笑 特に有名なバーがなんと日曜休みで😭ガムラスタンにあるのに!観光地なのに!という日本の感覚は通用しませんでした。

 

3日目、最終日!この日は博物館DAY😘

なぜなら・・・3日目にして晴れたから!わーい!雨が降るなら屋内の美術館と思っていたけど、晴れたので世界初の屋外博物館SKANSENに行ってきました!

 

SKANSENとは昔の家やお店などを移築してきて、そこで実際に昔の衣装を身にまとった人たちが働いていて、身近に経験して学べるというコンセンプトの博物館。牧場もあって昔はどんな小屋でどんな風にして動物を飼っていたのかがわかります。ツノのある牛を実際に見たのは初めてだったかも。

 

なお、私たちが行った月曜日はほとんどの店が開いてませんでしたwwwwパン屋さん行きたかったのに!焼きたてのパン食べたかったのに!!公式サイトを見ると、ファーマシーだったり他にも色々面白そうなお店が沢山あったけど月に2回ぐらいしか開いてない笑 是非とも興味ある人は、どこが気になるか、いつ開いてるかを調べてから行くことをお勧めします。

 

www.skansen.se

 

でも開いてなくても十分楽しかったけどね!

のほほ〜〜んとして長閑な暮らしが想像できた。

 

f:id:koakI:20171015001253j:plain

牧場パート。赤毛のアンに出てきそうな。木組みの柵がいい味出してるんです。今ちょうど紅葉も綺麗だし、よかったよ!

 

f:id:koakI:20171015001411j:plain

昔の家ってのはどこの国でもそんなに変わらないね。木でできたお家に、かやの屋根。日本とも似てる。

 

f:id:koakI:20171015001443j:plain

これはサーミ族だったかな?の、昔の居住スタイル!写真のクオリティが低くてすみませんwしかもどんなだったか覚えてないから説明もできないけど、見ての通り三角形!でもそれより私が食いついたのは、奥にある倉庫ね!高床式なの!!!日本と同じや〜〜〜😇私は弥生時代が大好きです。儀式的なものには恐怖を感じるけど、昔の人たちが物が少ない中で絵の具を編み出したり、器を作り始めたり、果ては地面を利用して燻製をしたりと本当にすごいな〜〜〜って思うのです。

 

f:id:koakI:20171015001516j:plain

動物園パート。太ったネコ科動物。野生とは。

 

f:id:koakI:20171015001538j:plain

くま。1頭が一生懸命穴を掘っててそれを見守る2頭。じゃれない。

 

f:id:koakI:20171015001608j:plain

博物館パート!この日はガラス工房が開いてました。天井のランプの美しさよ。これはずっと見てられたな〜。いろんな道具があって、素朴なアトリエ。アトリエって響きが好きだー!アトリエほしい〜!何をするかって言われると・・・何もしないけどー。本でも読もうかしら💓

 

こんな感じでお店がやってる日なら半日は余裕で時間が経つなと思いました。なにせ広いし!面白かったな〜✨

 

それから近くのヴァーサ号博物館へ。

ヴァーサ号とは。

 

ヴァーサスウェーデン語: Vasa)は、スウェーデン海軍の64門戦列艦

グスタフ2世アドルフの命によって1626年起工。もともと砲甲板は一層の予定であったが、建造途中で二層に増やされるなど無理な構造で、さらに重武装だったため極端にトップヘビーな艦になってしまった。1628年8月10日、波が穏やかな日に初航海に出たが、マストに帆を張り 1,300 m ほど帆走した地点で横風を受け、復原性の低さが災いしてそのまま横転沈没した。すぐに引き上げが試みられ、大砲や貴重品は1664年までにほぼ回収できたが、船体の回収にはことごとく失敗し、海底に沈んだ状態で放置された。

 

はい!なんとも不運なヴァーサちゃん!(英語版の説明がherと呼んでいたので、女性らしいです) 知識のない金持ちに振り回され、民衆の目の前で沈んで行く豪華な戦艦・・・。その時民衆はどんな気持ちで見てたんだろうね?話だけ聞くと滑稽だけど、逃げ遅れて亡くなった人もいるので悲しみの戦艦です。

 

その後333年経って引き上げられたヴァーサちゃん。フナムシがいないからほぼ9割オリジナルのまま今も展示されています。すごい。本当に綺麗だった。私は船首の透し彫りにびっくりした。こんなところまで凝ってるなんて。でもそれ以上に大きさにびっくりした!写真に収まりきらないぐらい大きい。450人が当時乗ったんだって。すごいよね。大迫力だった。

 

f:id:koakI:20171015001634j:plain

f:id:koakI:20171015001703j:plain

 

この美術館は5回建で1階で船底を見れるんだけど、甲板を見るには5階まで行かなあかん!ちょっとは大きさが伝わるかな?これを人の手が作り上げたんだからすごい。

 

ちなみにその頃の日本は徳川家3代目の将軍に徳川家光がついた頃だそうじゃ。まだ江戸時代だってよ〜。その頃スウェーデンは他の国と戦ってたんですな。

 

他にもどうやってヴァーサが引き上げられたのかの映像や、船員の暮らし、造船の仕組みなど船にまつわる色々な展示もあったよ。乗組員の展示もね。

 

あ、もう一つ驚いたことあった!私、船では調理できないと思ってたんだけどヴァーサには厨房があった!なんと薪で火をたいてご飯を作る場所があったの!

 

最下層の真ん中でね、そこだけはレンガで囲われていて、その中央に薪を焚いて大鍋を置いてたみたい。火なんて厳禁だと思ってたけど・・・すごいわ。使われることは一度もなかったんだろうけど。

 

そんな感じで思ったよりも面白い場所でした!行ってよかった。やっぱり博物館も好きだな〜。次は北方民族資料館も行ってみたいな。どっちかっていうと人々の暮らしを知るのが大好きだから!

 

それから晩御飯を食べにまたまたガムラスタン。好きですw人気のヴェジタリアンビュッフェを食べました。ファラフェルいっぱい食べちゃった〜💓

 

f:id:koakI:20171015001756j:plain

f:id:koakI:20171015001819j:plain

 

夜にはまた雨が降り、結局3日間びしょびしょになったけど・・・それでも楽しかったストックホルム。街並みが素敵すぎる。いいなあ・・・オスロももうちょっと石畳とか歴史的な場所増えないかなあ・・・。北欧のヴェネチアと呼ばれるストックホルム。確かに海っていうよりは運河って言った方がしっくりくる。

 

あ、あとね。古着は1着も買えませんでした!結構風邪にやられてて歩く元気がなかったww

 

f:id:koakI:20171015020015p:plain

この南の島にあるHomsgatanらへんがとてもアーティスティックなお店が多かったな!一本奥に逸れると石畳の近代的でありながらヨーロッパ感も溢れる住宅地が並んでてお勧め。ここら辺で赤十字の経営する古着屋や、他にもいくつか見つけたよ。

 

あとは丸をつけたらへんが、ネットで調べた時に古着屋があるってでた!こっちは行ってないからわからないけど。しんどかったけど、楽しい3日間だった!満足✨

 

バスはもう2度と乗りたくないと思ったけど、やっぱり民族博物館も気になるしまた行ってみよーかな💓

 

 

海外に来て低下したものNO1. 女子力

Hei!!!

 

ヤバイヨヤバイヨ。

先日バイトが決まったんだけど、なんとそのバイト先にめっちゃ可愛い同い年のギャルが入るそうだよ!!写真見たらめっちゃ美人ギャルなんだよ!!

 

そこで思い出した、女子力という言葉。

 

日本にいた頃はコテもあったし、お金もあったからしょっちゅう美容院に行っていたものの・・・こっちに来てからはコテないし、シャンプーも安物だしでみるみる縮れていく髪の毛。ボサボサ頭のまま一本に縛っていつも誤魔化しておった。。。

 

唯一入れてきたメッシュがなんとなく私のなけなしのプライドだった。それももう伸びちゃって全然お洒落じゃないんだけど。。。ね。。。

 

そして気づいたらいつの間にか化粧もせずにすっぴんで街を歩くようになっていた。女子力とは。

 

それでも夏はまだ良かった。みんなTシャツにジーパンとラフな感じで、お洒落よりナチュラル重視。むしろなんならみんなランニングスタイルの人が多かった。

 

なのに秋が来た途端、オスロっ子はみんなお洒落になっていた!!!

 

てっきり寒くなったら防寒重視のダウンジャケットばかりになるだろうと思っていたのに、みんなトレンチやらPやらチェスターやら・・・お洒落なコートばっかり着てるじゃないの(´⊙ω⊙`)足元もスニーカーじゃなくてブーツ!?

 

こちとら毎日黒のユニクロのウルトラライトダウンですわ!他にダウン着てるのなんて、おばさんぐらいしか見ないわ!😂おばさんでももっと小洒落た感じでダウン着こなしてるけどね!!

 

それでもかつては私にもお洒落を気にしてた時期があった!!!

 

f:id:koakI:20171013061556j:plain

眉毛が薄いのが流行った時代だったのよ。でも髪の毛は相変わらずボサボサだね、あれ?ww

 

f:id:koakI:20171013063047j:plain

髪の毛はくるくるパーマが好きだった💓もしかしたらあれかな。ボサボサしてるのが好きなのかもwwwちなみにこれは6年前くらいです。

 

f:id:koakI:20171013061527j:plain

カナダワーホリ〜ホテルの3年間は髪の毛真っ黒ストレート。仕事で夜会巻きをするためにロングヘアだったけど、仕事を辞めた時に断髪して茶色くしてくるっくるパーマ復活!!この髪型が一番好き&好評だったな〜✨これがなんとたったの1年前。

 

 

・・・・・・・からの。

 

f:id:koakI:20171013061631j:plain

 

そりゃムンクも叫びたくなるわ!!!!

 

さすがに顔がキモチワルすぎて隠しましたwwww人って手を抜くと一年でこんなに変わるんだね・・・・。

 

f:id:koakI:20171013064703j:plain

普通にしててもこんな感じ。まず髪型がないわ。大仏ヘア。

 

大人になったっちゅーか、、、

老けたっちゅーか、、、

笑顔くたびれてない?ww

 

華の20代これでいいのか😭!?

否、良くない!!!!

 

薄々思っちゃいたんだけど多分私黒髪が似合わないwwパスポートが茶髪でくるくるの気合入れた写真だったんだけど・・・カナダでも色んな人に「この写真いいね!もっとがんばりなよ!」みたいに言われたな。。。カナダの時も黒髪ロングだったから。。。

 

くそー!!!私だってやればできる!もうちょっとマシになるはずだ!せめて髪だけでも巻こうじゃないか!!!ちょっと痛い出費だけどamazonで海外兼用を購入し、郵送してもらい、私は女子力を取り戻したいと思います!!!

 

ちなみに服のセンスのダサさは昔からだから。こればっかりはどうしようもないw冬になればどうせみんなあったか防寒コートだし!

 

バイトが決まった喜びの後に、ちょっと反省した日でした。

 

rie - 晩秋のきのこ狩りはちょっと難しい

どうも。rieです。

 

タイトルの通りのお話を書きます。

 

あ、しょっぱなからいきなり余談なのですが、タイトルって考えるの、いと難しいですよね。いつも悩むのですが、手短にまとめることのできないわたしは、大概めちゃくちゃ長いタイトルになってしまっています。

 

そういえば大学生のころは写真部に所属していて、写真を展示するたびにタイトルを考える必要に迫られていたわけですが、わたしは好きな本や歌の題名を借りていました。

ちょっと面倒くさかったのも確かにありますが、わたしの場合、写真を撮るときって大した意図がないのです。忘れたくないから撮る、というよりは、夢うつつで撮っている、とでもいうのでしょうか。うーん、いやそんなことはないんだけど。

でもみんには、眠い(別にボケた写真は撮ってないのだけど、きっと誉め言葉ではないと思う)とか、面白い先輩には、あなたの写真はいつも深煎りコーヒーの香り、と言ってくれましたり。これはひそかに気に入っているよ。でも結局、抽象的というか、現実味のない雰囲気なのでしょう。そういった写真たちにタイトルを付けるのは、ほんとうに悩んだものでした。

 

とにかく、写真に対する強い意図がこれといってなかったため、組写(何枚かの写真をひとつの作品として展示する手法)にしていたし、なんとなく写真の醸す雰囲気が似ている言葉や歌詞の入っている作品から、ひとこと拝借することが多かったなあ。

 

なんて、写真の話はまたいつか。実はこういう分野をかつて勉強していたこともあり、イメージの話をするのは楽しくなっちゃうのだけどね。誰か語り合いたい人がいたら教えてください。ぜひ、お酒でも呑みながらのんびりお話ししましょう(ただし高いから家で)。

 

 

 

 

さて。本題に入ります。

 

いつだかの、森に関する記事では、わたしがノルウェーに来てから採った食材を紹介しました。まだ読んでいない方はこちらから↓

 

koakilife.hatenablog.com

 

この記事を書いたその後も、わたしは何度か森へ行って、きのこ狩りを楽しんでいます。

 

シーズンが始まったのは、9月ごろでしょうか。前にも少し書きましたが、きのこにも旬があるので、初めて行ったときに採れたきのこたちは、今はもうほとんど採れません。ああ、かなしき。

ですが、それに代わって沢山採れるようになったきのこたちもいます。

 

実は数日前、初めてひとりで行ってきました。怖いから、場所は行き慣れているところで。

 

f:id:koakI:20171008035237j:plain

前日の夜には雨が降っていたようですが、とてもお天気に恵まれました。

 

しかし、晩秋のきのこ狩り、いったい何が難しいのか。

一言でいえば、その原因は「落ち葉」です。

 

落ち葉がきのこを見えづらくしているのです。食べられるきのこたちって、ただでさえ色味が地味な子たちばかりなので、イマイチ見つけにくい。

あった~!と思って近寄ると、落ち葉の確率が高い。ちょっとショックな気分になります。

 

更に、この日は晴れていたものの、前日の雨(もしかしたらここは当日の朝も降っていたのかも)で地面は湿っていました。

そうすると、きのこは菌ですから、腐敗しやすい。もしあってもびちょびちょで食べられなかったり、すでにカビが侵食していたり。

もっと危険なのは、見た目の似た毒きのこが存在する種類の場合、判別がしにくくなります。

 

 

そのため、この日もお昼過ぎに入って約2時間、ひたすら歩きまわっても、ちょろっとしか採れませんでした。しかも同じ種類ばかり。

 

この子です。

 

f:id:koakI:20171008035839j:plain

 

前回もいらっしゃいました。traktkantarell です。

 

写真を見て頂くと分かるように、背も高くないですし、茶色いし、周りの落ち葉や土に同化しちゃっています。わたしは視力もあまりよくないので、たぶん高確率で見逃しているんだと思います。

 

ただし、この子をはじめ、いくつかの種類は群生していることがとても多い。

なので、見つけにくい色をしていますが、ひとつ見つけたらお手のもの。周りをよ~く観察すると、あちこちに生えているので、一度に大量収穫が出来ちゃうのです。

こんなもんかな、と思っても、落ち葉の下や草の茂みなどをしぶとく探すと、けっこういます。

 

 

とはいえ、前日の雨のせいか、思ったほどの量は採れなくてガッカリしつつ、じゃあもう今日は適当な場所でおやつ食べて帰ろうっと、と思い、倒木に腰かけてシナモンロール(前日に買ったので硬かった・・)を食べながら、足元をぼーっとみていたところ。

 

 

このへん、めっちゃtraktkantarell いる・・

 

 

ちょっと嬉しくなり、そそくさと採り始める。周りを見たら、本当に沢山生えていました。

 

すると、少し周りを観察し終わったところで、ふと気付いたのです。

草の茂みに、見慣れない黄色い何かがあることに。

 

試しにどかしてみると

 

f:id:koakI:20171008041310j:plain

 

あ!やせいの kantarell があらわれた。

 

そう。これも実は前回のきのこ狩りの際、違う森でも見つけたのですが、ほんとうに小さな子が2つくらい生えていただけで、まさかこんなにも大きな子が、しかもオスロの比較的よく知られた場所で見つかるとは思いもしなかったのです。

この日は、それまでtraktkantarell しか採れなかったので、ほんとうにうれしかったです。

 

ちなみにこのkantarell はヨーロッパ諸国で特に人気の高いきのこのひとつだそうで、もし森に生えていたら速攻で採られちゃうくらいのレアキノコみたいです。まあ、黄色いから目立つってのもあるよね。

 

更に、山を下ろうと別の道を行ったところで、また奇跡の光景に遭遇。

 

f:id:koakI:20171008041720j:plain

あ!やせいのpiggsopp があらわれた。

 

しかも、わたしが今までに見たことのないくらいの大きさと群生加減。なんだ、この一帯は穴場だったのかしら。そういえば前に同じような道を通った際も、大きなポルチーニをいくつか見つけたような。

とにかく、これも嬉しい。だってこの子、歯ごたえがあっておいしいんだもの。

 

ただし、この一帯はけっこう大きなアリ塚が近くにあって、しばらくきのこの土取りに集中したあと、ふと足元を見たら、もんんんのすごい数のアリが長靴にたかっていて衝撃を受けました。ここ最近で一番のホラーな思い出。

 

しかし、この近くにはさらにたくさんのきのこ達が生えていて、もう途中で「今日はもういいや!」って諦めてしまったほどでした。帰り道、きのこが重すぎて大変でした・・

それにしても、前半の苦労は一体なんだったのか、と思うほど、後半でたっぷりきのこを採って帰宅しました。ほくほく。

 

 

というわけで、この日の成果をご覧ください。

 

f:id:koakI:20171008042519j:plain

 

すこし分かりにくいですが、すさまじい量です。

左上にpiggsopp、右側にtraktkantarell、そして真ん中にkantarell 。

 

これを、主に左下のナイフを使って、土を採ったり、食べられない箇所を除いたり、虫がいたら追い払ったりします。

この作業がなかなか大変なのですが、今回はあまりにも多すぎて5時間以上かかってしまいました。色々ほかのこともやってたとはいえ、長かったです。

 

でも、いいの。この作業も含めてきのこ狩り。最後には美味しく頂けるのだと思うと、不思議と頑張れてしまうものです。

 

 

 

ところで、これまでずっとtraktkantarell を連呼してきましたが、途中でなんとなく似ているけれど違うような・・?と思わしき子たちがちらほら。

まさか、ヤバキノコを採ってしまったか?と思われそうですが、そうではないのでした。

 

実は、めちゃくちゃ似ているきのこがあるのです。

 

f:id:koakI:20171008043218p:plain

 

gul trompetsopp(黄色いトランペットきのこ)という種類。幸い、この子だとしても食べられます。

 

ちなみにtraktkantarell はこっち。

f:id:koakI:20171008043350p:plain

 

正直なところ、違いがよく分かりません。

もちろん、これはイラストだから色や形にハッキリとした違いが見受けられますが、わたしも処理をしながら試しに似ている子たちと仲間分けしてみました。

 

しかし、途中でどちらともいえない子が出てきたりして、余計にこんがらがってきたので、もういっしょくたにしてしまいましたとさ。雑。

でもなんとなく、traktkantarell っぽいな~と思った子の方が、香りがつよかった印象でした。まあ結局分からないんだけどね。

 

 

そんなわけで、以上きのこ狩り報告でした。まだもうちょっと採れるんじゃないかしら。あと1回くらいは行きたいものです。

 

これから森へ行こうかなと思うみなさまは、寒さ対策をしっかりして、長靴を履いて、目をよく凝らしながらきのこを探してみて下さいね。

 

 

 

 

 

最後に、今日のおやすみソング。

 


Sóley: Never Cry Moon

 

 

ではでは。

 

 

rie

滞在4ヶ月目のオスロ観光

こんにちは!

 

実は数日前から高校時代の友達がオスロに来ていて、ちょうどルームメイトが旅行中で留守なのを良いことにうちで共同生活をしています😙

 

高校の時はそんなに喋った事がなかったんだけど(同じクラスの時もあったのにw)、卒業して数年経ってからかな?時々高校の集まりで合うようになり、お互い海外が好きということで話も合い、こうしてオスロで一緒に暮らしてもなんの違和感もないのが不思議ですw

 

友達は今世界一周中でホステル暮らしが長いし、私もルームメイトと住んでいるしで、家にプライベート空間がなくても慣れっこになった様子。リビングに二人でいても好きなことをしていたりと、無理しなくていいのでめっちゃ楽です。

 

今日はそんな彼女を連れて山登りに行こうと思って久しぶりの早起き!朝8時半に起きて、バナナと野菜ジュースを食べる。久々に晴れわたった爽快な青空が気持ちよくて、良いハイキング日和だと思いながらバナナを食べきると、途端にお腹が グルルルル・・・ と不穏な雰囲気に。

 

とりあえず化粧をして、髪の毛を結んだところで腹痛がいよいよやばい!アーーーーー痛いーーーー😭😭😭とトイレにこもること、体感時間にして5分(短いw)。

 

目眩と嘔吐感に見舞われ撃沈ww

 

オスロに来て初めて体調崩しました。どんなに精神はどん底でも身体は元気だったのに!何故よりによって今日!?

 

しかもこの感じ、初めて急性胃腸炎で寝込んだ日の症状に似ている。。。下痢、目眩、嘔吐、寒気、耳鳴り・・・お腹痛いけどどうにかやり過ごして寝れば治るを信じてベッドに横になる。

 

救急車呼んだらお金かかるんだっけ。むしろ救急車何番だっけ。お医者さんどこへ行ったらいいんだろう。なんて考えながら寝ること1時間半。

 

元気回復😇✨まだちょっとお腹はズキズキしたけど、まあこのくらいなら大丈夫と思って観光に出かけました!

 

出発時間が大幅に遅れちゃったのでハイキングは明日にして、木曜日だったので、JAVAでコーヒー→国立美術館→要塞→アーケシュフース城→ヴィーゲラン公園→sognsvannとまわりました。

 

以前JAVAで食べたブラウニーが本当に美味しくてねえ。濃厚しっとり。今回はレモンケーキを食べました。幸せの極み。ほろっと崩れやすいんだけど、程よくしっとりしてて、何よりレモン?の食感がたまらない!食べてるって感じのする食べ応えのあるケーキでした!お腹壊したばっかりだし大丈夫かなーと思ったけど、大丈夫だった✨

 

国立美術館は今日は無料!アジア系の団体客が多くてびっくり。まだツアー客来るんだねえ。日本人団体客もいたよ。ムンクの叫びの前で、同じポーズをしたんだけどあまりにも顔がキモかったのでここには載せませんwww 友達は考える人の前で考えるポーズをしていました。私たち常に面白いこととネタを求めているから、だいたい考えることは一緒で。でも私にはあそこで考えるポーズをする勇気はなかった😂

 

要塞は以前道に迷った時に辿り着いた場所なんだけど、入り口に軍服とベレー帽をかぶった兵士のような人がいるからいつもちょっとビビる。でもその奥は昔ながらのレンガ作りの頑丈そうな歴史ある建物が並んでるし、紅葉の並木道がとっても綺麗で、すんごく穏やかで落ち着く場所なの。

 

f:id:koakI:20171006061344j:plain

 

ここからアーケシュフース城に続く道には私の愛してやまない跳ね橋も!

 

f:id:koakI:20171006073950j:plain

 

f:id:koakI:20171006075535j:plain

 

初めてオスロに来て「ムーミンぽ〜い。北欧っぽ〜い」と思ったのも、そういえばここだった。やっぱり私は歴史のある古い街並みが好き。

 

それから路面電車に乗ってヴィーゲラン公園へ!私は12番のトラムに乗るのが大好き💓Frognerの綺麗な建物群をどんどん抜けていくのが楽しくて。見ていていつも飽きない!時間があるときはいつも12番に乗って帰ります。ちなみに国立美術館からヴィーゲランまでは歩けない距離ではないので、歩いても良いと思います!

 

ヴィーゲラン公園に正門から入ったのは実は初めて。ここで一番観光に来た気分を味わいました。あの庭の広大さと奥行きはなんだかフランスのヴェルサイユ宮殿の庭を思い出したよ。豪華さは全然違うけど広さはなかなか良い勝負なんじゃ!?

 

f:id:koakI:20171006075206j:plain

 

f:id:koakI:20171006075311j:plain

 

なんかこうやってみると短刀に見える。それかペンライト。それか・・・・

 

だいぶ陽も落ちて来たので、帰ろうかーってなって。でもあまりにも青空が綺麗なので大好きなSognsvannに立ち寄りました。こういうとき家が湖近くてよかったなあって思う。気軽に寄れるからね。

 

f:id:koakI:20171006080122j:plain

 

f:id:koakI:20171006080253j:plain

 

このマジックアワー終盤の薄紫というかピンク色が大好きで。真っ赤だったりオレンジだったりピンクだったり本当に空って見ていて飽きない。綺麗な色。これ高性能カメラだったらもっと綺麗に撮れるのに!って思うけど、このブログはありのままを伝えていきますwwよくいえば現実味溢れてるってことで。笑

 

オスロは見所ないからな〜〜〜〜どうしようかなあ〜〜〜〜と友達が来る前は頭を悩ませていたのですが、実際回ってみると面白い。まあ友達といればどこにいっても面白い。

 

それに私がもう見慣れてしまったものでも、友達の北欧感に引っかかる景色は所々あったようで写真を撮っている姿を見るたびに嬉しくなりました。オスロを好きになってもらえたら嬉しいなんて、私もだいぶオスロ市民としての自覚が芽生えたようだ。笑

 

それに観光地を巡る旅って朝早く出て夜遅く戻ることが多いけど、こうやってのんびり周るのもたまには悪くない。家帰って料理するならちょうど良いボリューム感だったなと。うん、良い1日でした!朝の始まりは最悪だったけれどもw

 

 

ところでこのブログ、ありがたいことに最近ではたくさんの方に読んでいただいてます。やっぱり読み手がいるってことはとても励みになりますし、嬉しいものですね!特に最近では知名度も上がって来たようで、メッセージをくださったり、先日はとある飲食店の研修中にお客さんとお話ししていたら「ブログ読んでます!」って言ってくださる方もいたり。普段ブログは読まないけどこれは面白くてって言ってくださって、どれだけ喜んだことか!!

 

*1

 

このブログを始めたきっかけは、「シェアしたい」でした。中でも楽しいことはみんなでシェアしたいという思いが一番大きかったので、ブログを面白いと読んでもらえることは本当に嬉しいです。

 

それから毎記事、スターを押してくださる方もありがとうございます。これからもマイペースにいろんなことをシェアしていこうと思っているので、改めてよろしくお願いします☺️

 

そして最後に普段はランキングに興味がないので(というか気になり出したら止まらなくなるので)バナーは設置していないのですが、ブログ村からのアクセスが一番多いので、ブログ村への感謝の気持ちとして今回はよくみるアレ設置しちゃいます笑

 

他にもノルウェー情報を発信しているお役立ちサイトや面白いサイトがたくさんあるので、ぜひこの機会にチェックしてみてください💓cozさんのブログと、あきたんのブログはここに来る前からチェックしていてすごく助けられたブログです!

 

にほんブログ村 海外生活ブログ ノルウェー情報へ
にほんブログ村

*1:Mさんへ。携帯のSMS機能が何度試してもエラーでメッセージを送れず・・・後日どうにかしてから連絡するので、もうしばらくお待ちを💧すみません!

rie - オスロで和菓子をやりたい理由を今一度考えてみた

どうも、rie です。

 

今日はスウェーデンで、シナモンロールの日なんだそうですよ。もちろん買いました(作れるほどの時間と気力はなかった。言い訳)。

 

そして、日本は今日が八月十五夜だったそうです。って、向こうじゃもう昨日の話だけど、オスロならまだ間に合うやろ、とイソイソ見に行ってみました。

が、これを書いている19:20時点では、まだ薄暗いのもあって見えません。残念。

 

 

さてさて。この夏こそ忙しなく仕事にいそしみましたが、わたしの本来の目的のもうひとつは、和菓子を作ることでした(まだご存じない方は、是非こちらを参照してください)。

 

今でこそ堂々(?)と「和菓子やってます」と言ってみてはいるものの、東京で和菓子屋をしているころは、職人ではなくて販売でした。

とはいえ、簡単なことは店頭でも作ったりしていましたが、イチから準備して作るのは、工房にいる素晴らしい職人さんたちでした。いやあ、彼らの作る豆大福をはじめ、朝生菓子たちは、本当においしいのだよ。あ~~~~もうヨダレ。

 

しかしですね。ヨーロッパの名だたる街には、日本食料品店やレストランの中でも和菓子を売っていたり、それこそ和菓子屋(パリのとらやみたいな)があったりするのですが、遠い北欧の地となると、首都オスロですら在住日本人がそれほど多くありませんので、需要は少ないのかもしれません。

一応、和菓子や材料も、あるにはあるのですが、冷凍だったり、日本のではなくて中国?韓国?ベトナム?のものだったり、当たり前ですが工場で量産されたような商品だったり。そして何より、とにかく高いです。よっぽど欲しいわけではない限り、気軽に買うことはできません。

 

 

そもそも、こちらに来る前、実際にオスロへワーホリをされた方に、和菓子に興味のあるノルウェー人っているんですか?とか、そもそも和菓子ってノルウェーにあるんですか?とか、気になることは質問してみました。

彼女いわく、和菓子はノルウェー人よりも、在ノル日本人が欲している、と。

 

 

それは、実際こちらに来てみて、よく実感しました。

というか、日本食全般に関して言えることかも知れません。

 

 

初めて住んだアパートには、ノルウェー人、デンマーク人、ルーマニア人がいましたが、和菓子って知ってる?と聞いても、うーん知らないな、スシならわかるよ、と。

嬉しいことに、日本の漫画やアニメ、アートに興味を持ってくれている人たちだったのですが、それでも食文化はよく知らない、とのこと。

 

寿司。スシ。SUSHI。

 

確かに、SUSHI はとてもよく見かけるワードです。町のいたるところに寿司屋さんを名乗る看板を見かけます。サーモンも美味しいですからね。

ただ、実際に日本人が経営していることはほとんどなく、従業員に日本人がいることも少なく、寿司屋なのにタイ料理がメニューにあったりして、おや?と首をかしげざるを得ないことばかり。まあ、それはそれでいいんだけど。

 

でも、それ以外の日本食って、ほとんど見かけない。ラーメン屋さん、アジアンダイニング、居酒屋(ひとつだけ)、たこ焼き屋台(これは最近できました、ここにたい焼きはあります)はあるけれど、店舗は本当に少ない。日本の家庭料理だとか、ましてや和菓子を作っているところなんて、多分ない。

 

 

もちろん、ここに来るまでは、そのような実態に目を向ける機会がなかったのですが、ここに住んでいる今、もう一度、わたしが日本にいるときに考えていたことを思い出してみました。

 

わたしは日本を出る前に、ひっそりと和菓子プロジェクトを立ち上げました。とはいえ、別にイベントをやったり人に教えるわけではなく、自宅でやってみたいお菓子を作っては、これは日本人とノルウェー人、どちらにも受け入れてもらえるのだろうか、と考えながら。

この先、何があるか分からないにしても、しばらくはこの名前でプロジェクトを続けてみたいなあと思っています。形から入るタイプなものでね。先に全部決めました。

 

リンクを貼りますので、もし興味のある方がいらっしゃいましたら覗いてみて下さい。

www.instagram.com

 

 

プロジェクトの名前は「sumiya - すみや」です。

名前の由来は、あまり深く考えずにつけたのですが、一応こんなことを思って名付けていました。

 

jeg skal starte en wagashi-prosjekt som heter "sumiya". hyggelig ;-)
---
和菓子プロジェクト、ひいては自分のこの先の人生における目標を少しでも進めるために、屋号をつくりました。
名前は"sumiya - すみや"です。
すみ、は 澄み/住み/墨/隅 などいろいろな日本語の意味を持つ言葉。
なんだかどれも、わたしの好きな言葉だなあ、と思って付けました。
言葉を入れ替えれば、やすみ、ともなるので、
日々の暮らしの中に潜む、ふとした気付きや喜びを、お菓子に込められたら、そしてそれをたくさんの人の心を休ませる要素となれたら、と思っています。

https://www.instagram.com/p/BLi851Dl_0z/?taken-by=nnk_sumiya

 

名前は「屋号」にしたくて、最後に「や」を付けたかったのです。

 

自分の名前を掲げるほど技術や知識に自身があるわけではないけれど、これまでに培ってきた自分の審美眼を通して、なにか人に喜んでもらえることをやりたい。

小さいころから、周りには芸術タイプだね、と言われることがあるのですが、わたしは正直なところ絵を描いたり音楽を奏でたりするのは、残念ながらあまり上手ではありません。写真は好きかもしれないけど。

 

そんなわたしが小さいころから今まで親しんできたことは、料理、特に実際の職業経験ではカフェと和菓子屋で、それらをうまく活かしつつ、日本人だから出来ること、わたしだから出来ることをやりたいな、というようなことは、ぼんやり思っていました。

 

ずっと前から、あんことコーヒーは合う!と思ってきましたし、今でこそそういったアプローチは日本でも少しずつ現れてきたものの、まだまだ多くの日本人ですらも知らない、未知の世界。

それを海外で試してみるのは、ちょっとおもしろいかもしれない。しかもパリとかロンドンとかじゃなくて、オスロでやったら、いっそ誰も知らない、ほんとうにゼロからのスタートになりそうな気がしたのでした。

 

そうはいっても、ワーホリビザ中は会社を持ってはいけないので、出来る範囲でね。

というわけで、こちらに来てからやらせてもらったことを、ざっと紹介します。

 

 

1.知り合いの日本食 pop up restaurant でお手伝い

オスロに来てすぐに知り合った方に、ぜひ手伝ってほしいの!と頼まれ、当時彼らがやっていたプロジェクトのお手伝いに2度ほど参加させていただきました。

一度目は彼らの考案した抹茶パフェを作り、二度目は完全にわたしが好きなものを出していいよ、とのことで、和菓子を2種作らせていただきました。

立派なレストランを間借りし、当日お越しいただいたお客さまからは、和菓子が美味しかったと言っていただけて、とても嬉しかったです。

f:id:koakI:20171005043629j:plain

特に、アレルギーの多い方にとって、錦玉羹(いわゆる寒天を固めたお菓子)は良いらしい。とてもヘルシーだし、見た目もガラスみたいで綺麗だし、なのに美味しい!とのこと。

わたしは、和菓子にはついつい光や鉱物のような美しさを求めがちなので、そのお言葉は嬉しいです。

 

 

2.wagasi workshop

これも、来てすぐに知り合った方々に、自分で和菓子作りたいんです~っていう話をしたら、面白いね!となり、実現。やはり、物珍しさはあるみたいです。

練り切り餡を用意し、参加者の方々に簡単な説明をしたうえで、好きな形を作って頂きました。

初期からの不安要素のひとつである言葉の壁ですが、これは日本語が堪能なノルウェー人にお手伝いをして頂きました。ありがたや。

f:id:koakI:20171005043628j:plain

 

 

 

3.お花見イベントでお茶菓子を提供

これはワークショップと連動したイベントですが、主催が違いました。

お花見をBotanisk hage(植物園)でやるとのことで、ワークショップ後に和菓子を提供しに行きました。

お茶は別に用意していただき、練り切りのお菓子と共に、桜を愛でながら(ノルウェーの桜は5月から咲き始めます)、みんなでワイワイしました。

f:id:koakI:20171005044110j:plain

懐紙は日本で大量に頂いたので、それを持ってきました。

練り切り&ピスタチオ。従来の「菓子」の概念である「木の実、果実」を、日本という枠にとらわれることなく、気になるものは何でも使ってみました。

 

 

f:id:koakI:20171005044103j:plain

この日は、レストランデーといって、誰でもどこでもお店を出していい日でした。

1.で出会った方たちは、別の場所で日本食レストランをやっていたので、余りの生地で作ったお菓子を差し入れ。

 

 

 

こんな感じです。でもこれはすべて春のお話。

 

これ以降、実はほとんど活動できていませんでした。仕事の忙しさはもちろん理由のひとつなのだけど、日本を離れノルウェーで生活をしていたら、日本の感覚をすこし忘れそうになってしまうことがしばしばありました。

それと、これまでの活動は予想通り、ノルウェー人よりも日本人の方に興味を持ってもらえることが多かったのが実状。ノルウェー人って、知らない食材は手を付けない人もなかなか多くて。日本食レストランを手伝ったときも思いましたが、知らないから食べない~、みたいな人も多い印象でした。あるいは、ほとんど食べるけど、知らない食材だけは残す。

 

気持ちは分かります。わたしだって知らない食材を始めて食べるときは、けっこう警戒します。

 

それでもやはり、わたしの好きな場所や風景は日本にあって、そこに根ざした食文化が好きなのです。

どこにでもある、風習や文化、そしてその土地で育った素材をいただくという習慣。それは、いくら体が別の環境にあっても、心から本能的に欲する瞬間はあるのです。

 

でも、それを誰かに体感してもらいたいと思ったとき、変な話、日本ならけっこう簡単にできる。同じような文化や風習をもっていて、食材や調理法にも馴染があって、ああ美味しいよね、と言ってくれる人は少なからずいる。と思う。

 

 

けれど、今までわたしがわたしなりに感じてきた日本の食文化を、日本以外の世界で、すこしだけ誰かに体感してもらえないかな、と思うことがあって。

こちらの人たち、コーヒーはよく飲むから、そのお供に和菓子はどうかな、といつも思うのです。

そしていま、その計画を、また少しずつあたためているところ。

 

 

ああ、ここまで長々と書いたわりに、明確にコレ!といえる理由が言えていないような気がする。

でもまあ、そんなもんか。好きなことをやるのに、誰かを納得させることが出来るほどの明確な理由はあまりないのが、いつものわたしかもしれない。

 

今回は和菓子が中心のお話になってしまいましたが、本当はやっぱりコーヒーと一緒に出したい。いま、仕事としてコーヒーをお客さまに作っているけれど、このお店の食べ物にまったく日本の要素はない。でも出来ることならば、和菓子とコーヒーを提供したいです。

オスロにいるこの短い時間の中で、自分の場所をもって、喫茶店のように落ち着いて提供できる場所は、いまはなかなか作れないと思うけど、和菓子とコーヒー、どちらもほっと心を休ませることのできる要素たち。

このふたつで、誰かに喜んでもらえることができたら、もう最高なんだよなあ。それをいつか実現できるように頑張ります。

 

 

 

最後に、今日のおやすみソング。


haruka nakamura - 光 (Live at Waseda Scott Hall, 2011.12.25) 【Official Video】

 

 

ではでは。

 

rie

トナカイ Project 'REINDEER' by akie より

こんにちは。アキエです。

今日はトナカイについて書こうと思います。

f:id:koakI:20171003013104j:plain

 

 

トナカイは学名ではRangifer tarandus。このRangifer属はおおよそ北極圏全体、つまり北米にも分布していますが、原住民による放牧が行われているのは主にユーラシア大陸になります。上のイラストで毛皮柄の範囲がそうです。

 

トナカイは広大な敷地を季節によって移動する動物です。

f:id:koakI:20171003222455j:plain

(北ノルウェーで、放牧民にスノーモービルで山に連れて行ってもらいました。

もちろん車も人も家もない、真っ白な、静かな世界。私たちと、トナカイだけ。

たぶん今後どこへ旅に出てもこれ以上のものはない気がします。)

 

定置に畑をもって耕作することが困難な北極圏。そこで人々はノマド生活をし、狩りや漁業などで生計を立ててきました。

トナカイはそんな厳しい環境に適応した唯一の、食だけでなく、衣服、道具、そして交通の役目までもをこなす動物でした。

 

そう、あの赤鼻のトナカイは、実は(様々な説がありますが)何百年と、北極圏の原住民の暮らしを支え、さらにその独特の文化をつくってきたのです。

 

スカンジナビアで放牧をしているのはサーミ族ですが、実は現在放牧以外の仕事をしているサーミ族の方が圧倒的に多く、つまり、少数民族の中のさらにごく少数がトナカイ放牧民です。彼らはマイノリティの中のマイノリティなんです。

 

そしてマイノリティというのはいつも弱者の立場になりがちです。

 

以前、トナカイ -序章- - \... ノルウェイ北欧暮らしメモ .../

でもかいたように、トナカイ放牧は実はいろいろと大変な状況にあります。

(以下から、主として北スカンジナビアのことになります。)

f:id:koakI:20171003004830j:plain

一つは、今まで開発の手が及んでなかった放牧エリアにまで、近現代では手が伸びてきたこと(上イラスト左上参照、特に北スカンジナビアで開発が進んでいます)。

 

道路建設や、炭鉱産業、また風力発電の開発も、その敷地を搾取してしまいます(上イラスト右側参照)。

ただ、トナカイはあくまで放牧。しかもその範囲は町や市をいくつか横断したりと広大です。現在、放牧民は私たちと同じように土地をもち定住住居に住んでいますが、その放牧範囲については彼らだけの権利ではもちろんおさまりません。ときには国立公園にまで及び、そのために自治体政府と協議しなければならないこともあるそうです。

つまりこの敷地問題で放牧民は幾度となく、部外者と協議交渉をしているのです。今でこそ、自然を守ろうとか、小数派(放牧民)を尊重しようとかいう風潮でよくはなってきていますが、やはり経済成長期は小数派はいじめられ(例えば、Norwegianization - Wikipedia等)、トナカイの土地は侵略されていきました。

別に道路を通したところでもトナカイはおかまいなしに横断しますが、(むしろしなければなりません、餌を求めたり、出産のために)餌となる植物の面積はもちろん減るし、交通事故にあうケースも多々あります。

 

他の問題としては、地球温暖化(上イラスト左下参照)。環境破壊による気候変化で一番被害を受けやすいのは地球の極なんです。南側の快適な地域に住む私たちの発展した生活は、実は北極圏の気温上昇に貢献しているかもしれません。

気候が不安定になった北極圏は雪の代わりにときに雨を降らし積もった雪を氷に変えます。

そうなると、普段は雪をほって餌を食べていたトナカイたちは、十分な餌を得ることができなくなってしまいます。彼らは氷を割ることはできません。

f:id:koakI:20171003223858j:plain

(トナカイが掘ったと思われるあと。2月初旬。)

f:id:koakI:20171003231545j:plain

(餌に困らないよう、乾燥牧草をまいておくんだそうです。)

 

 

こうやって問題をあげると気づくのが、やはり彼らは部外者によって攻撃されているということ。

 

北の地の広大な土地と豊かな自然資源は部外者にとっては利益の大きなポテンシャルであり、それはきっと数値で表すことができるような、わかりやすいもの。

 

 

でも、真に貴重なものとはなんでしょうか。

 

 

特異な自然環境、そこに住む特異な動物、、博物館に並べてしまえばそれ自身で完結してしまう、もちろんその価値もありますが、そういうものではなくて、

 

 

そこに文化が生まれてきたということ。

 

 

特異な環境が、特異な動物が、人と関わりあい、バランスをとって共存し、彼ら自身の生活を、長い長い期間つくり続けてきたこと。

 

それは数値で評価することはできない、するべきではない、

その土地で真に価値あること、だと思うんです。

 

現代化の波にのまれながら、彼らはうまく適応し、そしてトナカイ放牧の生活を守りつづけています。

私はなにも、歴史的伝統をそのままにすることが素晴らしいといっているわけでは全くありません。

 

むしろその時代に’適応’しながら、そこの自然に寄り添った生活をしつづていること、トナカイ放牧は伝統と現代の狭間にあり、その脆さが魅力をいっそう立てます。

 

私たちは赤鼻のトナカイはよく知っています、

けれども、彼らのその生活がなんなのかはよくわからない。

 

問題を繰り返さないために、理解することは大事、価値も脆さもどっちも。

放牧民の方も言ってました。

 

以下、その理解を促すためのプロジェクト'REINDEER'の本から抜粋です。

f:id:koakI:20171004000739j:plain

伝統的なナイフは今でも彼らの必需品。

初めて彼らがトナカイのいる山にスノーモービルで行くのについて行った日、私が最初に見たのは、彼がそのナイフで牧草のビニールカバーを切り開いたところでした。

f:id:koakI:20171004000940j:plain

トナカイのあらゆるパーツは利用されます。パーツごとに冷凍保存します。

昔はこれを外で自然保存していたそうです。

放牧とは変わりゆくもの、もちろん季節ごとに、それと私たち人間のせいでも。

f:id:koakI:20171004002353j:plain

トナカイ肉は彼らによって自主販売もされています。FBでも購入可です。

彼らは時代の変化を恐れてなさそうに、熱く語っていました。

f:id:koakI:20171004002525j:plain

彼ら、普段はトナカイ肉はもちろん、たまに友人と物々交換でもらった魚なども食べたりしています。

でもブラッドソーセージは特別。

年に数回しかつくらないけれど、母親はしっかりレシピを覚えています。

f:id:koakI:20171004002603j:plain

毛皮のブーツも手作り。母から息子へ。

彼はこれ履いてスノボに挑戦したこともあるらしいです。10年ほども前だったとか。

でも少し毛並みが乱れていたことを除いて、それは新品のようでした。

f:id:koakI:20171004002811j:plain

伝統衣装の飾りももちろん手作り。トナカイの角や骨でできた道具を使い、母親は器用に進めます。簡単だよ、って言いながら。

私はその糸を見ながら彼らの直面している複雑な現実を思いました。

f:id:koakI:20171004003238j:plain

このロープを使ってトナカイを捕まえ、マーキングしたり、群れに戻したりするそうです。

一度、聞いてみたことがあります。’他の仕事を憧れたこととかないの?’って。

彼は笑ってました。'そんなこと一度もない’と。

f:id:koakI:20171004002941j:plain

ナイフはそこにいるみんなが持っていました。おじさんも、いとこの女の子も。

ナイフは何にでも使えます。屠殺処理に使うこともあったりするとか。

伝統的なデザインのナイフ。でもみんなちゃんと使ってて、壊れたりもするそう。

ナイフは’切る’ためにありますが、

私にはなぜかそれが彼らとトナカイを’結ぶ’もののように見えました。

 

 

以上はプロジェクトからほんの一部の抜粋にしかすぎませんが、トナカイ放牧の生活を’もの’と’ことば’を通してその価値と脆さを表現すると云う意図でつくられました。

少しでも何かのきっかけにでもなれば嬉しいです。

※ここに載せたイラスト、写真は全てakieによるものです。無断転載はおやめください。

 

 

プロジェクトにご協力いただいた方々、Rein Passion さんとその家族Smuk家、トロムソの友人やオスロの肉屋さん、毛皮販売のWAY NORさん等、本当にお世話になりました。

そして指導してくださった教授方には本当に感謝しています。もちろん最初からうまくいったわけありません。むしろ最後の方まで悩んでいました。批判を受けたこともありました。でもみんな背中を押してくれました。最後に、’私もあなたからたくさんのことを学んだ’と教授に言われたことが、何よりの、なんというか、言葉にならない達成感でした。

 

’REINDEER -トナカイ-’と出会えたこと、ありがとう、ではおさまらないくらい。

 

 

トナカイ放牧については下記のサイトがよく参考になると思います。

http://reindeerherding.org/

こちらはレポート、文献です。社会問題やトナカイの生態について詳しく知りたい方は参考になるかと。

http://www.reindeer-husbandry.uit.no/online/Final_Report/final_report.pdf

 

B.C.Forbes,M.Bölter, L.Müller-Wille, J.Hukkinen, F.Müller,N.Gunslay,Y.Konstatinov (Eds.), (2006)

Reindeer Management in Northernmost Europe -Linking Practical and Scientific Knowledge in Social-Ecological Systems. Springer-Verlag Berlin Heidelberg.

 

Candy M. Anderson, Jack R. Luick (Eds). (1979)

Reindeer Husbandry and Its Ecological Principles. The U.S. Department of the Interior Bureau of Indian Affairs. Juneau, Alaska.

オスロのバイト探し、虎の巻。失敗から学んだ事。

Hei ;)

 

8月中旬から始まったオスロでの仕事探し。9月末時点で1ヶ月半経ちました。経験値を積み、失敗し、たくさんのことを学びました。これから仕事を探す人にちょっとでも力になれたら嬉しいなと思います!

 

まず前情報としてこれまでに履歴書を配ったのはあらゆるパン屋さん、ノルウェー人経営の和風レストラン、アジア人経営のアジア料理レストラン、ビーガンカフェ、バーガー屋さん、計20軒以上。

 

その中で面接・研修など何かしらアクションがあったのが

 

1・中東系オーナーの経営するカフェ→履歴書渡して2・3日後にメールがきた。面接は通ったが、採用と言われた数日後にメールで突然の不採用通知

2・アジア人オーナーの経営するアジアンレストラン→履歴書を渡して2、3日後にメールが来た。面接後すぐに研修が始まったけど、ついていけず辞退

3・ノルウェー人オーナーの経営する和風レストラン→履歴書を渡して1週間後に電話がきた、面接すっ飛ばしトライアルするも実力不足で不採用

4・経営者不明なアメリカンバーガー屋さん→履歴書をメールで送って2日後メールが来た。面接するも働けるのが半年じゃ短いと不採用

5・ノルウェー人経営のバーガー屋さん→履歴書をメールで送って翌日メールがきた。面接しトライアルしましょうと言われたまま音信不通

6・友人に紹介してもらったインターネット会社→履歴書をメールで送って3日後、メールが来た。面接まで行くも経験不足で不採用

 

私の職歴はカフェ&バーでウェイトレス3年・ホテルで受付やロビー係など5年。英語は中級・ノルウェー語は超初級。

 

採用率が高いのは以下のケース!

オーナーが海外出身の人。

ノルウェー人経営でも和風レストラン・アジアレストラン・アメリカンバーガーなど国際色の強いお店。

 

国際色の強いお店はインスタやFBをチェックすると、投稿が英語であることが多いです。そうしたらチャンス!ノルウェー語が出来なくても、英語が話せれば雇ってもらえる確率が高い。

 

面接が通ったら次に必要になってくるのが経験。大体の所がトライアルでまずはお互いの様子見をしましょう、と言ってきます。(違法なんだけど、大体の所がトライアルにはお給料はでませんと言ってきます。)トライアルで働いたのは2箇所。

 

2のアジアレストランでは、私は浮きシフトとして先輩にくっついて教わりながら仕事をしました。1日目は色々口頭で説明を受けながら、お皿を下げたりお水を持って回ったり、最後はワインを注いだりしました。2日目はコース料理を覚えてこいと言われてたので覚えて行って、実際にお客さんに料理を運びました。忙しくてひたすら自主的に簡単な料理を出したり、テーブルセットしたり、一人で働きました。忙しかった・・・。

 

3の和風レストランでは、レストランやメニューに対する説明はないまま、ディッシュウォッシャーの助手として、使用済みの食器を下げ、洗浄済みのお皿を拭いて棚に戻す仕事をひたすらやりました。忙しかった・・・。

 

レストランで働いた経験のない私は2は色々あって辞退したものの(後述します)、3では経験値不足で不採用になりました。この時気付いたのが国籍<経験ってこと。

 

国籍<経験。日本のネームバリュー

図々しい話なんだけど、和風レストランなら「日本人」を欲しがってるだろうと思っていた私。だって日本料理屋に日本人ウェイトレスがいたら、おっここの料理は間違い無いんだなって思いそうじゃん。中華料理屋で欧米人が働いてるよりは、中国人が働いてる方が本場って感じがするじゃん。

 

ちなみにオスロには居酒屋(食べ物をシェア)スタイル、創作和風のレストランが非常に多い。こじんまりしたところから大きな所まで。中にはタイ料理・中華料理も扱ってる所があるけど。とにかくアジアンレストランが多い。

 

だからどこかしら受かるだろうなんて思っていたけどー・・・経験の無さが私の邪魔をした😭まあそうだよね。普通に考えたら国籍がなんだろうが、即戦力になる人を選びますわ。

 

 

アジアレストランを辞退した理由

これはね〜以前ちらっと書いたんだけど、まあちょっと従業員の態度にイラっとしたってのもある。だけど他にも理由はもちろんある。

 

1、メニューが覚えられない

コース料理だけでも、例えば、”サーモン巻きチリソースゆずマヨ添え”(実際の料理じゃありませんw)みたいに、チリソース・ゆずマヨなど細かい所まで説明しなきゃならない。寿司だけで3種類あってそれぞれが、ゆずマヨだのわさびマヨだのチリだのスイートチリだの。。。紛らわしいんじゃ!!!それに加えてアラカルト、白ワイン、赤ワイン、ロゼ、カクテル・・・料理とお酒のコンビネーション・・・覚えきれない😇

 

2、注文用の端末がノルウェー語表記

注文を取りました。それをキッチンに伝えます、ってなった時に使う端末がノルウェー語。料理名も全部ノルウェー語。料理を探し出すのに相当な時間がかかってしまう。

 

3、業務終了時刻が深夜の1時、2時

これは前にも愚痴ったけど終電があるから帰ります、は通用しなかった。

 

この経験から私は現実を知った。

これからワーホリに来る方の中には「折角行くんだからローカルカフェ、ローカルレストランで働きたい!」と思うかもしれない。わかるわかる。私もそう思ってローカルカフェとかパン屋から始めたもん。でもね・・・気付いた。

接客なら英語が出来ればノルウェー語は喋れなくてもまあ大丈夫だろう。でもあらゆる業務の説明書や端末はノルウェー語で書かれているから、読めなかったら何もできない。

 

メニューを覚えることに加え、ノルウェー語に囲まれた職場でそれも勉強できるほどの強い意志があるかどうか。覚えてしまえばなんてことはないんだけど、覚えるまでが相当大変な道のりになることでしょう。コミュニケーションが英語って時点で、よほど喋れる人じゃない限り多少のストレスはすでに発生してるし。

 

ノルウェー人の経営するお店はスカンジナビア人しか雇いたくないんだ!と拗ねていた私ですが、そうではない。ノルウェー語を喋れないと、とにかく仕事にならないんだなと思いました。

 

お勧めの応募先

アジア人経営のアジアンレストランがまず間違いない。そう言うところは大体従業員もアジア人が多い。欧米人のたくさん働いているアジアレストランは、大体オーナーが欧米系で業務システムはノルウェー語で運営されるため、ノルウェー語が喋れないと雇ってもらいにくいと思う。

 

レストランの探し方は、大体インターネット。まずGoogleでOslo Asia restaurantとかいれて検索してみる。そこで出てくるのは大きくて有名なとこが多い。


次にFBで似たようなワードで検索してみる。こっちの方が沢山見つかる。特に個人店はウェブサイトないところが多いし。レビューも見れるから情報が集めやすい!


あとはFBのバイト探しのグループ、jobb I osloやservitør-kokk-ナントカってやつで情報収集するのも良い。ただしこれはかなり競争率高い。結構ここで見つけた求人にメールで履歴書を送ったけど返事がきたのはひとつだけだった。


呼ばれた面接のうち、求人をネットに出してたのはたったのひとつ。それ以外は求人がないけど履歴書を渡したら呼んでもらえたのが4つ、知人の紹介がひとつって感じ。


だからやっぱり求人がなくても履歴書を持っていくのが1番良いのかも!


そうはいってもツテ最強!

例えばこんな事がありました。以前履歴書を渡していたお店で空きが出ました。人事は空きが出たら連絡しますと私に言っていたけど、実際は履歴書をくれた人よりも先に、従業員の口コミで知人に声をかけ始めました。結果そのポストには知人がおさまり、私には何の連絡もありませんでした。

 

これは本当に良くある事だと思います。表立って募集はせず、従業員の知人を当たる。

 

履歴書を配り続けるのもいいけど、やっぱり、友達をたくさん作るのも大事だなと思います!特に日本人が抜ける時は、同じ日本人の方が雇ってもらいやすそうだし。身の回りでは、日本人の友人が抜けるところに運良く入った人や、以前働いていたところを紹介してもらったと言う人が結構います。特に日本人はワーホリで来ている人がほとんどだから、回転も早い。そこに運良くおさまるのが、一番苦労は少ないでしょう!

 

ちなみに外国人の友達は増えても、仕事のツテは生まれない気がします。これは私の活動範囲の問題でしょうが、学校やspråkkafeに行くと結構外国人の友達が増えます。そこで何かしらご縁はないかと「仕事探してます」って自己紹介の時に言うんだけど、そうすると「私もです」って人の多い事wwノルウェー人の学生の友人も出来たけど、仕事探してるって言うと「学校の友達も探していて大変そう」と。。。想像以上に仕事を探している人が多いです。そして英語もネイティブではない私たち日本人には狭い門しか残されていません。

 

日本人との人脈の方が、仕事見つかりそうだなと個人的に思いました。

 

裏技

オスロにはいくつか日本でもお馴染みのお店を見かけます。

H&M、ハードロックカフェ、FRIDAYS、ZARA。ここで働いた経験のある人はもしかしたら雇ってもらえるかも!以前ブログで日本のH&Mで働いていた人が、オスロのH&Mで採用してもらえたって読んだよ。

 

 

面接

そう、忘れてた。面接。これも三者三様っていうか。お喋りみたいにやる所もあれば、堅苦しい質問をしてくる所もある。でも大体共通してなんでノルウェーに来たの(ビザについて)?レストランで働いた経験は?この規模で働けそうか?どのくらいオスロにいるのか?ってのを聞かれたな〜。

 

面接が通って研修しようってなった所ではポジティブマンだったから結構うまいこと答えられたんだよね!「レストラン経験はないけど、忙しいホテルで働いたからタイムマネジメントや優先順位のつけ方はわかる。やり方は似ていると思う!」って。

 

9月後半になってからはネガティブマンになって来たから「レストラン経験はないけど、やり方はわかる。お酒も種類は多くないけど作れる」みたいな暗い感じに。自分で書いてて笑える😂!なんだこの違いwそりゃダメに決まっとるわ!

 

面接は出たとこ勝負!と思ってレストランについては調べるけど、質問の答えはあまり準備をしていなかったんですが・・・折角面接までいってモノに出来ないのは勿体無い。なんで働きたいか、経験はあるか、経験がなくても提供できるスキルはあるか、自分の長所ポイントをうまく伝える練習はした方が絶対に良い!

 

 

最後に

可能性が低いとはいえ、是非ともローカルレストラン・ローカルカフェにも突撃してほしい!何故なら研修が楽しかったから!

 

ノルウェー人経営の和風レストランは本当に雰囲気が良くて!コース料理オンリーのちょっと値段の高いレストランなんだけど、とにかく明るいの。店内が。照明が明るいのもそうなんだけど、スタッフが全然気取ってなくて、お客さんと友人みたいに話してる。だけど接客は一流でちゃんとみんなのことを見ているし、質問にもなんでも答えられる。長居できる雰囲気がある。

 

私が働いたその日には、プロポーズしたのか詳細は分からないんだけど、カップルのお客さんが幸せそうにキスしてて、スタッフや他のお客さん達で拍手してお祝いしたり。コース料理が食べ終わったら奥のラウンジに移動してコーヒーを振る舞うんだけど、そこでは老夫婦が幸せそうに音楽に合わせて踊ってるし。自由。あれは本当に良い経験をさせてもらったなと心の底から思うもん。ああいう場を私も作りたいなあ。ああいう接客をしたいなあと思う。

 

それがこちら。

Velkommen till Bokbacka

創作和風料理だけど良いレストランだったのでぜひ。美味しいかどうかは分からないw食べ物は小さかったw料理もよく考えられていて、見ていて楽しかった。いろんな驚きが隠されてたよ。仕事が決まったらお祝いしに行くのだ。

 

そんな訳で気になるカフェやレストランがあるなら、雇って貰えなくても研修狙いで行くのもアリだと思います!笑

 

以上、ここ1ヶ月半の失敗から学んだ事でした〜😆