\... ノルウェイ北欧暮らしメモ .../

北欧暮らし。色んな人の色んな目線で。

遊んで暮らす日々

Hei hei :)


無事にノルウェーに戻りましたよん!


数人のお友達から、ブログ楽しみにしてるよー!とか、書いてねー!と言ってもらえたので、ちょろっとノルウェー帰国後の北欧暮らしについて書こうと思いま〜す!


仕事を辞め、日本帰国前にお家も引き払ったため、オスロで住む場所がない。


なので、友人の好意に甘えて泊めてもらう事に。


ありがたや😭


はじめはオスロの友人宅にて。その後、夜行列車でベルゲンの友人宅へ。


夜行列車がとても安い!片道199kr、2500円くらい。ただ途中でバスへの乗換が。。。私が降りるのは終点ではないから、起きなければ!とヒヤヒヤ。


…が!

他の人も同じだったらしく、下車駅が近付くとそこら中で携帯のアラームが鳴り始めるww うるさい笑


バス停は電車を降りて目の前だったから、全く迷わず乗換も終了。良かった(*^ω^*)


8月頃に一度ベルゲンは訪れてる私。

あんまり同じ都市に二度行くことはなくて(違うものを沢山見たいから)、今回の旅の目的は友達に会う事だけ。


でもたった一回じゃ、その都市の魅力は分からないなあと今回つくづく思ったよ!


友人の働くMontanaというホステルに泊まったんだけど、そこからの景色がまず最高オブ最高、


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滞在中は、毎日、クッキーとコーヒー食べ放題飲み放題のハッピーアワーがあって、贅沢オブ贅沢。


Montanaホステルのすぐ近くには、ベルゲンで一番高い山、Ulrikenがあり登山口もすぐそこ。


友人は働きづめで忙しかったから、ひとりで登ってみる事に。友人曰く、初心者でも迷わずに行けるとのこと。


なので、ハイキングっちゅーよりは散歩みたいな気分で、登山靴とジャケットだけ借りてレッツゴー!


結果、


迷いました😂😂😂


完全に遭難しかけました😂😂😂


登山する前日、地元のおじちゃんに話しかけられて、明日山登るんだーって言ったら、オススメの道があると教えてくれたの。


舗装された道より、土の登山道が好きだから、そのオススメの道を行く事に。


その道がな?雪解け水のせいなのか、なんとなく小川っぽい。道じゃないのかもしれないと思って、すれ違った人に聞くと、この道でも頂上に行けると。ただちょっと岩場を登るよって言われたの。


いいですか。


ノルウェー人の"ちょっと"は信じてはいけない!!


あれは完全に、命がけのロッククライミングだった!!!


途中から、獣道っぽくなってきたなあとは薄々感じていたのよ。


これは下手したら迷うなあと思って、慎重に足跡を探しては進んでったの。


そんで気付いたら、私は崖にいて、岩にしがみついてたってわけ。


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これ序盤でまだウキウキしてた頃笑

この後、突然道が過酷になった。


その場で戻れば良かったんだけど、戻る方が怖くって。登るのはよじ登るから簡単だけど、降りるのはちょっとジャンプしなきゃいけないじゃん?


残された道は、かすかに続いてる足跡を辿って上へ上へ登る事だけ。


足跡も、道じゃなくて、岩と岩の窪みにある。私の短い脚じゃ、届かない時が多々あって、苔や草を鷲掴みにしながら、ひたすらよじ登る。


一回だけどうやっても登れなくて、終わった…と思った時があったよ。


こうして人は遭難するんだなとか、死んだら親に怒られるなあ…って考えてた。無茶するなって言っただろ!って。


絶望した時も一回だけあった。


あそこにきっと道がある!!と思ってたんだけど、いざ登ってみたら、道はなく、まだまだ岩場が続いてる。


周りに木は全然なくて、岩と岩肌に茂る苔や草しかなくて、足滑らして落ちたら真っ逆さまに落ちて死ぬなと。


助かる見込みはなくて、手も若干震えて、上を見ても道はなくて岩場ばっかりで。


だけど山では恐怖に負けたら、飲み込まれて死んでしまう!と思ったから、また勇気を出して登り始めたよ。


足跡がある限り、そこに活路はあるのだ!!!


それからしばらくして、ほんとにこの先に道はあるんだろうか…なかったらどうしよう…と思った矢先、なんと!頭上から人の声が聞こえた!!たった一言だったけど、人の声が聞こえたの!


道がある…!!!


焦って落ちないように気を付けながら、草の上をよじ登って、ついに私は道に出た!!!


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こんな感じ。左側の崖らへんから、這い上がってたどり着いた。


もうほんっとうに嬉しかった…!!しかもその道も人通りが少なくて、声が聞けたのも奇跡としか思えず。


道に出て真ん中に立った瞬間が、一番怖かったかも😂 振り向いて見たら、そこに道があるなんて思えず。


あれは完全にクレイジーな上級者向けの道だったなと。。。


雨の降りやすいベルゲンで、しかも天気の変わりやすい山において、ロッククライミング中、雨も風もなかったことが本当に幸運だった!!


この時、私は二度と山で無茶はしないと誓ったよ…!


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命がけでたどり着いた山頂からの景色。

ちなみにここへはロープウェイを使って簡単に辿り着くことが出来ます。頂上には売店があって、チョコ、コーヒー、水やお土産など揃ってるよ。


帰りは一番無難な道で下山。この時も、少し山にビビってた😂 もう迷うの怖くて、滑って転ぶのも怖くて、超ゆっくり歩いた。


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一番無難なのが、このネパール人が作ったと言われる石の階段。これはこれで過酷。


ここを赤ちゃんを背負いながら、ひょいひょい登るんだから、ノルウェー人はどうかしてる。いい意味で笑


のんびり歩いきながら、帰り道に、もし登山靴を履いてなかったら…と思うと同時に、もし私のこの身体と心じゃなければ死んでたかもしれないって、不思議な感覚があった。


心と体も私の所有物っていうか…魂が私自身で、心と体は私が持ってるものって感じ。伝わるかな?


今回の一件で、私のたますぃ〜も鍛えられたのかもしれない。



ちなみに翌日も懲りずに登山した、ベルゲンで3番目に高い山!

そっちはホステルのイベントで、人と一緒にいったから無事に登頂(*^ω^*)


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こちらは登山〜って感じ。割と道無き道を行った笑 でも命の危険を感じるような崖はなくて、頂上付近は視界が開けてるから、迷う事はないよ!


帰り道はオージーの18歳少年と、ずーーーっとワンピースの話した笑


彼はナミが好きじゃないってw びっくり!一番好きなのはビビらしい。


こうして山登りを楽しみ、ベルゲンの旧市街的場所も歩いて楽しかったから、終わり良ければ全て良し!


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それからまたオスロに夜行列車で戻って、今度はポーランドクラクフへ!


オスロで出会った友人たちとの最後の旅行。


まず、最初に言いたい。

ポーランドの公共機関はルーズ!w


電車で市内に向かおうとしたら、30分遅延した挙句に、電車壊れてるから動きませんて言われたw おいおいおい😂


それならチケット代を返して欲しいって頼んだけど、次の電車待てばいいじゃんだって。


おまえ!それ日本でやったら、炎上するぞ!!


仕方ないので知らない人にチケットを譲り、バスで市内に向かいましたよ。


クラクフはとっても面白かった!

特に旧市街の街並みが可愛らしい。どことなく、アラビアっぽい雰囲気もあって、ディズニーシーにいるみたいな気分に。


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圧巻のマリア大聖堂。

ぜひ中に入って欲しい。ゴージャス!派手!


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バベルの城。

近くの城壁からは、街が見下ろせるよ。

中には時間の関係で入れず…。


旧市街じゃなくても、古きヨーロッパって感じ!


ビールや食べ物は安くて美味しい!

大好きなピロギーもたべれたし。ピエロギ?餃子ね!


ただ…水道水が飲めず。ペットボトルの飲料水もめちゃめちゃ美味しくない。これにはびっくりした!


炭酸入りの水の方が断然おすすめ!


クラクフは街中でシスターをよく見かける。バベルの城では、バチカンにいそうな神父さんがたくさん。カソック?っていうんだっけ?かっこよかった!


旧市街も良いけど、今回の旅の目的は、アウシュビッツ


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実は今までその存在を全然知らなかった。

強制収容所の存在を。


沢山のユダヤ人が虐殺された場所。しかもガスによる窒息死が主。他にも餓死だったり、毒殺だったり(心臓にフェノールを注射して殺すんだって…)。人体実験も行われていて、なんと麻酔なし。何故そんな事が出来るのか。悲鳴を聞いても医師は、相手を人間と思わなかったんだろうか。


残酷なのは、その人体実験に製薬会社が加担していた事。もしかしたら彼らの犠牲の上に、今の薬があるのかもしれないね。


建物以上に、没収された遺品を見た時に、アウシュビッツの存在が生々しく感じられた。


鞄や靴、どれも現代でも使っていそうなデザイン。これを持っていた人々が想像できた。人々の姿が鮮明みを帯びて、一気に現実なんだと思い知らされた。


だけど、その一方で、この日は晴天でとても気持ち良い日で、残酷なまでにアウシュビッツは平和だった。


こんな青空の下で人々は…。


アウシュビッツは個人で見学する分には、入場無料。それもまたすごい。歴史を学ぶための場所なんだね。


私たちは朝6:20クラクフ発のバスで行き、8時頃から並んだよ。


ちなみにアウシュビッツ行きのバスは、バスの中で直接チケットが買えるから楽チン。カード払いオッケー!


入場出来たのは9時半ぐらいだったかな?


13時くらいにアウシュビッツを後にしたけど、その時もまだ入場待ちの列があったなあ。どうやらすぐに当日券が売り切れる事はないみたいだけど、早めに行動しておいて損はない!特にポーランドでは笑


あとアウシュビッツでは、大きな鞄は持ち込めない。手荷物預ける場所があるけど、お金がかかる上に、現金払いオンリーなので注意!



クラクフに戻った後は、FlixBusでワルシャワへ!


ここでなんと問題発生!!


バスが遅れているー!!


待てども待てどもバスが来ない。バスターミナルに係員なんていないし、案内は全部ポーランド語でよく分からん。


途中アナウンスが入ると、一気に待ってた人々が別のレーンへ移動。。。


とりあえずついていくと、30分遅れでやっとバス到着。


二階建てのバスだったんだけど、ほぼ満席状態で、なんとか私たちは無事に隣同士座れたよ。運転手の真後ろの席。


いやー良かったねーなんて言ってたら、乗客が運転席にやってきて「5人分、椅子が足りないんだけど!どういうこと!?」と。


いやいやいや、

本当にどーゆーこと!!?


バスは完全予約制で、みんな事前にネットでチケットを購入してる。席数分しかチケットを売ってないでしょ、ふつう。


私は完全に管理されてると思って、席がないなんて今まで夢にも思わなかったよ!


運転手さん頑張ったけど、どうにもできず、チケットを持っているのに席の取れなかった6人を残してバスは出発…まじか。


残された人たち、すごく途方に暮れてた。

そりゃそうだ!!


海外って乗車のために順番に並ぶって事なく、入口に近い人からどんどん乗っていく。最初から待ってても、最後に乗ることもある。


今までぐいぐい行くのが苦手で、先を譲っていたけど、今後は私もぐいぐいいこうと思ったよ。



更にワルシャワでバスを乗り換えて、リトアニアビリニュス へ!この時はLux busを利用。これも事前予約済み。


こちらは夜行バス。なんと水のボトル付き!コーヒー、紅茶もセルフサービス!


更にスクリーンがついてて、かなりたくさんの映画が観れる!


深夜24時にワルシャワのバス乗り場を出発。


ワルシャワは思った以上に都会でびっくり!夜の一人歩きはちょっと危ないだろうなと感じました。


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それから朝8時頃、ビリニュス に到着!


こちらは建物が古いのなんの!壁が崩れてる家が多い!


でも街歩きがめちゃめちゃ楽しかった!!

ビリニュス は食べ物が全部美味しい!!そして安い!!


適当な所に入っても、全部美味しいから幸せ〜


1日目はぶらぶらと散歩をして、夜はリトアニア料理を食べたよ!


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とても美味しかったツェペリマイ(確か)。

他にもニシンのフィレの前菜も最高だった。どっちも大体5ユーロほど。やっす!


ミードという蜂蜜酒のショットが、美味しくてねぇ…。二杯目を頼もうとしたら、ウェイターのおっちゃんが「これが良い」って、アルコール度数50%のミードを、笑いながら勧めてきたww こどもか!笑


私は調子が良いから、まあ頼んだよねww 50%ってすごい!めっちゃカーッて熱くなる!!


最近お酒に弱く、昔ほど馬鹿みたいに飲めなくなったので、これには困っちゃった。


結果、友達とジャンケンして負けた人が飲むことにww 何回もジャンケンして、手分けして飲んだから、無事に飲み干したぜ!


リトアニアの洋服がほしくて、2日目は服屋さん巡り!街を歩いてて、ふらーっと入ってみる。リトアニアはリネンが有名らしい?


面白いのが、食事や交通費はめちゃめちゃ安いのに(たとえば空港までのバス代は、たったの1ユーロ)、洋服は80ユーロ以上と結構お高め。


それでもリトアニアの洋服が欲しくて、二着も買ってしまったのさ。


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ずっと買いたかったワンピース。リトアニアブランドで、昨日入荷したばっかり!ちょっと大きかったけど、気に入ったから購入してしまった。


それにリトアニアの伝統手芸の紐をベルトにして…リトアニア民族スタイルに!


左側のは、rieちゃんお勧めのBalta Baltaっていう、エコフレンドリー商品を取り扱うお店で買った巻きスカート。


イラクサと麻で編んだ生地を、ブラジル産の枝で染めたもの。グラデーションがとっても綺麗なの!


ロングスカートも欲しかったから超ハッピー!これから旅行するのに荷物を増やしてしまったけど…後悔はない!


ちなみに私は植物染めって、てっきり花弁とか使ってやると思ってたら、一番染めやすいのは枝なんだそう。


青や緑、黄色っぽい色など様々な色に染まるのが不思議〜。


枝は茶色なのに、染めると茶色じゃないんだよ。おもしろ〜。


リトアニアはご飯美味しいし、街並みはお洒落でフォトジェニックだし、可愛い服がいっぱいだし、女子は大好きだと思うな〜!


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ビリニュス 市内から空港へは、シティバス88番が深夜も含めて、一日中走ってるから便利!


チケットは運転手さんから購入。現金払いのみなので注意!



さて。

そんな旅行三昧の日々を終え、遂に今日からファームステイでーす!


いつも私は行動するのが遅くて、人気のファームはほとんど予約いっぱい。


でも、めっちゃ気になるエコファームにダメ元で連絡をとってたら、一度断られたけどキャンセルが出たから行ける事に!


まずは北の大地、トロムソの海辺の農場で3週間。5月下旬からは、太陽が沈まない白夜のシーズンだよ!どきどき!


ここはとても小さな農場で、というかもはや家庭菜園並みの規模。野菜を育ててダンボールに詰めて、地元の人に週一回届けてるそうな。だからマーケットには出品してないんだって。


チーズを作ってるって紹介に書いてあったけど、着いてみたら牛いないw 部屋めっちゃ狭いし、ちょっと古い家だけど、ホストマザーがとても良い人!それが一番大事!


何でも好きにしてーって感じ、værøyで出会ったヘルゲさんに似てる。怒られないように気をつけないとw


それから南の山間、テレマルクで3週間。ここが本命!エコロジーライフにかなり気を使ってるらしい。しかも滞在中2日間は、テント暮らし笑  手作りソープも作ってるんだって!


私は日本に帰ったら、自分で作れるものは出来るだけ作る生活をしたいので、ソープ作りもとても気になる。


更にその後2週間ぐらい、別の場所でファームステイする予定。多分、毛糸を生産してる羊牧場になるかな。


そしたら今度はアイスランドを始め、イギリス⇨ドイツ…とヨーロッパを巡るよ!日本で貯めた貯金と、ノルウェーで貯めた貯金をあわせれば、まあなんとかなりそう。ふふふ。


それじゃあまたそのうち、ファームステイについて書きたいと思います。


どんな生活になるのか。ファームステイ中、生活費はどれくらいになるのかとかね。


それじゃあ、またねー!