\... ノルウェイ北欧暮らしメモ .../

北欧暮らし。色んな人の色んな目線で。

Værøy2日目

Hei hei!!


北の離島、værøy2日目。

ノルウェー人にも匹敵するだろう散歩好きの私。google mapsでなんとなく道を把握し、気ままに散歩してきました。


私は灯台を見るのが好きだから、最果ての海岸沿いを目指すことに。


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これが家の前からの景色。

この時点で既にテンションが上がる。


この尖った高い山々はまさにアナ雪!

とはいえ、標高は1番高い山で450メートルほど。日本の山に比べたら低いんだけど、なにせ尖ってるから実際よりとても高く見える。


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山に木は全くなく、ごつごつとした岩山。

下の方には雪の重みで折り重なった茅がたくさん。


とある岩山はまるでゴジラが蹲ってるみたいだったよ。


町中に干された鱈たち。


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この下を歩く勇気は私にはなかったw

この上をカモメが飛び回ってて、つまみ食いするらしいけど、全体の1%にしか過ぎず、全然気にしてないらしい。


風が強くて吹きさらしになってるから、思ったほど臭わなかったよ!


この日は北に向かおうと決めて、家から見える小高い山に通じる一本道を登ってみたよ。


その先に待っていたのは、秘境といっても過言ではない景色!


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写真じゃ伝わらないんだけど!笑

海がねーーーエメラルド色でめっっちゃ綺麗なの!


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うおーまさかノルウェーでこんな綺麗な海を見れるとは。

しかも周りに誰もいないの!

サイコーでしょ。独り占め。


旅立ちの日にを歌いながら海を眺めてたら、綺麗な声した鳥が合わせるように鳴き始めたの!求婚された笑  それとも私が求婚したと思ったのかな😂


途中で一人すれ違ったおばちゃんに写真撮ってもらおうと話しかけたら、上手な英語で返事をくれた。


北のほうの人たちはノルウェー語しか喋らないって聞いてたから拍子抜け!


ちなみに行きがてら寄ったカフェのお姉さんも、私の未熟なノルウェー語を見兼ねてたまに英語で話してくれたよ。


さらに歩き続けると、転々と海沿いに家がある。古い家が。


1時間くらい歩き続けると、最北端に位置する街に着いたよ。


そこにはとっても古い教会が。いつ建てられたのか確認し忘れちゃった!


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珍しい形。

残念ながら中には入れず。


歩き疲れたから教会で一休みしたかったのにー

カフェもないし、なんと灯台もなかった。


漁業といえば灯台なのに!

と思ったけど、漁港は最南端にあるから、灯台もそこにしかないのかね。


最南端にも灯台なかった気がするけど。


仕方ないから、そのまま引き返したよー。

なんと道は島を一周しておらず、来た道を引き返すしかないのだ。


でも帰り道に見える景色が、さっき来た道とは思えないほど、違う!


往路は海に向かって歩いてる気分だったけど、復路は山に向かって歩くの。


雪山に向かって。


この雪山がね…私にはガガゼトに思えて仕方なくてね…。ガガゼトとはFF10に出てくる神聖な雪山なんだけどね…


祈りの歌を口ずさみながら歩いてたら、みるみる雲が増してきて、あれだけ晴れてたのにまさかのみぞれ!からの大雪!


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向かい風で顔にみぞれが当たる当たる。

いたいっちゅーの!!

雪宿りする場所もなく、後ろ向きに歩いてみたり、立ち止まってみたり。


幸い寒さはそんなに感じなかったから耐えられたものの…さすが天気島。


Vær: 天気

Øy: 島

Værøy: 天気島


いやしかし雪が降ってこそロフォーテン!

ノルウェーだ!


↓往路

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↓復路

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1時間ごとに天気はころころ変わる。


霧が晴れていくのもまた綺麗で、歩きにくくはなるけど、天気変わりやすいのも面白い。


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村に戻る頃には、また青空が輝いてたよ!


今夜も晩御飯はご馳走してくれるっぽかったので、昨日飲んじゃった分のビールと朝ご飯を調達しにスーパーへ。


…と思ったら、オスロでは一回も転ばなかったのに、今日はじめて漫画みたいに足滑らしてすっ転んだよw


宙に浮いた!

私は遂に浮いたぞ!

そしてお尻で着地。

痛かったー!!!


誰にもみられなくて良かった…

なんて思ってたら、この村での友達ダグが車で通りかかり。転んだところは見られてなかったようで良かった。笑


でもこんな遠い地に来ても、こうやって話しかけてくれる人がいるって良いわあ。友達の友達は友達。


たまに1人になりたいなんて思うときもあるけど、1日誰とも喋らないのは寂しい。ちょっとした会話で笑うことが人間には必要なのだ。


ちなみにスーパーの隣にはカフェが併設されていて、コーヒーは30クローネ。もう一杯ならおかわり無料という最高のサービス!しかもWiFiつき!!


これは明日も行かなきゃな。

ここで持ってきた深夜特急を少し読み…。


今となってはネットで情報収集が当たり前だから、この時代の旅行は本当にタフだったらうなと思う。


計画通りにいかないどころか、その計画が現地に行かないと立てられないんだから。


私もいつかやってみようか。そんな旅。

現地のツーリストで情報を集めて次の行き先を決めるの。


…心配性、小心者な上にケチだから無理だな😂


ちなみにカフェに着いた時は晴れてたのに、その後大雪アゲイン。


真冬並みの降りっぷり。


うん、やっぱり天気は1時間単位で変わるみたい。


そろそろ頃合いかなーというところでビールと朝ご飯のパンとバナナを買って家路につく。


…が、歩いてる途中雲行きが怪しい。

風が強くなってきた。

ふと後ろを振り向くと、せりたった雪山の後ろから黒い雲が近づいてくる!


背後からどんどんと雪が迫ってきた!

あたりが暗くなって、風がもっと強くなって、地面の雪が舞い上がっていく。


いやーあれはなかなか緊迫感があったね!


さっきまでの大雪はまったくの無風だったのに、今はゴミ箱がひっくり返るほどの強風。


唸るような音もあわさってビビって走って逃げたよ。こわかったわー。


家に着いたら晴れたけど笑


フローデさんは漁から帰っていて、ヘルゲさんが私が気付いたらいなくなってたから心配したよと言われたよ。


私はあくまでも家を借りてる人、と思っていたけど、ヘルゲさんにとって私は客人で、私の安全を守る責任があると思っているんだって。


…なんでこうこの島の人たちは、こんなに優しいのやら。なんとゆうか、ノルウェーでは私は色んな人に家族のように迎え入れてもらった。ビッチな元ルームメイトを除いて。


どこに行っても、人々が優しくて、適度な距離感があって、親戚のうちに遊びにきた気になる。


この島には、日本語を話す人も、元々の知り合いも誰もいないけど、安心する何かがある。


それはフローデさんも言ってた。


ここの出身じゃないけど(しばらくここで教師はしてたみたいだけど)、ここが故郷のように感じるんだって。不思議だけど、ホームだって。この規模感が多分良いんだろうな。


ちなみにその夜、彼らの知り合いだという女性がディナーにやってきた。彼女はベルゲンで弁護士をやってるらしい。


…ジャーナリストといい、弁護士といい、消防士といい、ヘルゲさんの周りには何やらすごい人が多い。


ノルウェー語だから全然理解出来てないんだけど、たぶん、ヘルゲさんもとても賢い人なんだろうと思う時がある。


そんでもって料理がめちゃめちゃうまい。今日はとれたての鱈のムニエルを食べた。


明日は南の山に登ってみよう。

滑って落ちませんように。


あー今日も1日が終わってしまった…

明日は早起き頑張ろう。


ちなみにオーロラがみれる気配はないw

ここは21時にやっと暗くなるよ。


あっ、ちなみにværøyへの行き方。


Osloからbodøまでまず飛行機でひとっ飛び。

Bodøは小さい町で、空港を出ると目の前に道路があって少し歩けば民家もある。


なんとなんと空港からセントラルまで歩けちゃう!フェリー乗り場までは30〜40分ほどだったかな?寄り道しなければもっと早いかも!


小さいけどショッピングモールあるし、ショッピングストリートもあったよ!日曜だから軒並み閉まってて人もいないけどw


フェリー乗り場の向かい側には、電車の駅もあってトロンハイムに繋がってるよ。その駅の二階にカフェがあって、ここは日曜でも空いてた!


なんとコーヒーがおかわり無料!

美味しくなかったけど笑


フェリーは大体1日1本。

出発の45分前までには支払いを済ませてね!って時刻表には書いてあったけど、私がそれに気付いたのは30分前ww


フェリー乗り場の窓口は閉まってて、慌ててフェリーに向かったら車の誘導をしてたおじさんがチケットを売ってくれました。良かったーセーフ!


Værøyまでは片道205クローネ。途中moskenesに寄港して、計5時間の船旅。


時刻表はこのサイトで確認できるよ!

事前予約はなし!


https://lofoten.info/en/Ferry-and-expressboat


ロフォーテン本島を走るバスの時刻表はここで確認してね。


https://www.177nordland.no/?ac_id=286&ac_parent=280


適当に行きたい町の名前いれれば、なんとなく出るはず。


Reineとかåとか。

ちなみにパッと見た感じ、moskenes港の周りには何もない。カフェもキオスクも何も。。。


本当に海外の観光地って、観光地の割に不便。日本が便利すぎるのかな。


Værøy良いところだけど、カフェとスーパーは一つだけだし、映画館も本屋もない。散歩するしかないところ。


のんびりしたい人にはお勧めだけど、のんびりするならバスで違う村に移動できるロフォーテン本島の方が良いかもね!


ここは観光地では全くなく、人々がのんびりと暮らす場所。


でもairbnb見たら、いくつか部屋があったから興味があったら行ってみてね!