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北欧暮らし。色んな人の色んな目線で。

rie - リトアニアの大きな民芸市へ行った話

どうも、rieです。

 

 

わたしのノルウェー出国まで、残り1週間となりました。ああ、なんだかなあ。そう考えると寂しい気持ちもありますが、最後までばたばたしそうな予感。

さっき、いい加減に荷物を整理せねば・・と思い立ち、これからの移動に必要なもの・日本へ送るもの・いらないもの、と簡単に仕分けをしてみたけれど、当初の予定よりも段ボールの数が増えそう。まあいいけど。

 

 

わたしは日本にいる頃から、持ち物が少ないで有名でした(?)が、ノルウェーに来てからというものの、何が増えたって、まあ食器ですよね。だってかわいいんだもの。日本で買うと目が飛び出るほど高いし。

服はそうでもないんだけど、かさばる上着や防寒具が増えた。あと毛糸。

 

 

そして、この間もっとも~~っと荷物を増やしてしまいました。

その理由は、またもリトアニアへ旅行したからです。

 

 

もう、お前またかよ、と言われても仕方ないほど、個人旅行のくせにリトアニア狂みたくなっているわたしですが、まあ理由が多々あるのは置いといて。

今回の旅の目的はただひとつ、リトアニア最大のお祭り「カジューカス祭」を訪れること

 

 

カジューカス祭とは、リトアニアで3月4日にあたるSt.Casimirの誕生祭に一番近い週末に行われるお祭り。ついでなのかは知りませんが、旧市街じゅうが大きな民芸市に変貌します。

これを知ったのは、年明けすぐのこと。もともとリトアニアの民芸品に強い興味を抱いていたわたしは、知ったその日に飛行機のチケットを取りました。早。ちなみにRyanairで行ったのでめっちゃ安く、早めに確保する&時間帯を選ばなければ400krくらいで行けました。

 

 

ちなみに航空券の都合で、ちょっと早めに2月28日からリトアニア入りしたので、ついでに街散策もできました。

写真こそないのですが、ふらりと寄ってみた、Museum of applied arts and designs という博物館的なところが、とっても良かったです。

 

HPはこちら(リトアニア語 / 英語)

http://www.ldm.lt/tdm/

 

ちょうど今の企画展が2つとも個人的に大ヒットだったからかも。ひとつは、18世紀から20世紀前半にかけての、ヨーロッパ大陸&アメリカの衣服と装飾品の変遷をたどる展示。とにかく、膨大な数の衣装と装飾品が実際に並べられていて、かなり見ごたえがありました。面白かったです。

もうひとつは、これまた変遷をたどる系の展示なのですが、完全にリトアニアのデザイン&クラフト&アートの展示。1918年~2018年の100年間で、どのようなものが作られ、変遷していったのか。ちょうどカジューカス祭の前日に行ったこともあり、特に民芸品において、いい勉強になりました。

 

ちなみに、なぜ両方とも変遷を辿る系の展示なのかな~と思ったのですが、今年はちょうど、バルト三国が独立100周年なのだとか。特に後者は、その意図が強く潜んでいますね。

そうはいっても、完全な独立を遂げたのは、なんと1991年。まだまだ若い国なのです。だからなのか、ポスターや出版物からは、旧ソ連のデザインの雰囲気が感じ取れました。わたし個人的には好きなんだけどね、あの辺のデザイン。ちょっと違うけど、1900年代初頭のバレエ・リュスとかもめっちゃ好きです。

 

 

話は逸れましたが、ほかにも現在とっても草木染に興味があるのでそういう系のお店に行ったり(そしてストールを購入したら、めっちゃ軽いのに暖かくて感動。どの植物を使ったのかも聞けました)、別のお店では滅多に装飾品を付けないくせにひと目ボレで指輪を買ったり(日本語がちょっとわかるらしく、サヨナラ~と見送ってもらった)、ちょこちょこリトアニア料理を食べたりして過ごしました。

 

 

 

で、お祭り当日。初日は気合が入っていたので、午前中から街へ繰り出しました。ら、あまり人がいなくって、するすると市場を回ることができた上、ほとんどの方がまだ出店したばかりの状態だったので、商品が充実していて選び放題みたいになっていました。

というわけで、しょっぱなからカゴ、陶器、イースター飾りなどなど購入。買いすぎや。

でも何が良いって、職人さんから直接購入できたり、お話を聞けたりすること。中には英語が分からない方もいるのだけど(職人さんのお年を召すにつれ、その確率は高くなります)。みんなやさしくって、わたしは今回の旅道中では、一度も嫌な思いをしなかった。前回は空港でちょっとあったけど。

しかも数人、日本のディーラーさんと知り合いなのか、ああ日本の方ね、〇〇さんって知っている?みたいに話しかけたりしてくれて。それに過去の歴史もあってか、全体的に、それなりに親日な印象でした(なんで親日なのかを簡潔に知りたい方はこちらの記事をご参照ください)。そうはいっても、アジア人自体がとっても珍しいみたいで、街ゆく人にはけっこうガン見されるのだけど。

 

泊まっているホステルは歩いていける距離だったので、一度戻って荷物を置き、また繰り出したり。柳の樹皮がそのまま残っている枝で編まれた、すてきなカゴを手に入れたのだ。嬉。

 

 

次の日は、ゆっくりお昼から行ってみました。ら、土曜日ということもあってか、前日とは打って変わって、めちゃめちゃ混んでいてびっくり。人が多すぎて、進むのに苦労するエリアも。

でも、前の日に気になっていたものを買えたり、目を付けていなくて気付かなかったものなどを発見できて、それはそれでいい収穫になりました。

 

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一瞬だけ晴れたので。でもそれ以外は雪がすごかったり、そうでなくても終始マイナス15度くらいだったので、なかなか過酷なお祭りとなりました。

 

 

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リトアニアイースター飾り、Verbosは、いたるところで見かけました。お店によって着色料が多かったり、凝ったデザインだったり。でもわたしは、ここのナチュラルな雰囲気が気に入って3本も購入。

 

 

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テント上部に飾られているのは、ソダスという伝統的な飾り。フィンランドにも似たようなヒンメリって飾りがありますね。ちなみにお隣のラトビアではプズリっていうらしい。

 

 

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わたしの購入品の一部。ノルウェー出発まであまり時間がないのだけど、せっかくだから毛糸を入れてみました。右のかごがとてもお気に入りで、ご老人夫婦から購入。ひし形のGod' eye という伝統技法が使われているのだよ。

 

 

 

ちなみに、帰りは一番おおきなそのカゴを手に持ち、ほかの荷物は手荷物の規格ギリギリのバックパックで検査に臨みました。陶器もたくさん入っていて、たぶん(いや計っていないけど確実に)重量オーバーだったと思うのですが、早朝便で面倒だったのか、それともお祭りの品ばかりで黙認してくれたのかは分かりませんが、普通に通過できました。ラッキー。

ほかのお客さんも、けっこうデカイ荷物で入っていて、あれっゆるいなとは思ったけど。とはいえ、航空会社の規格はちゃんと守ってくださいね。

 

 

 

 

以上、またノルウェーとは関係のない話でした。でも最後はちゃんとそれっぽい記事が書けたらいいな。

 

 

 

 

最後に、今日のおやすみソング。いや全然おやすみじゃないけど、うっかりハマってしまったソング。

 


Superorganism - Something For Your M.I.N.D. (Official Video)

 

 

 

ではでは。

 

 

rie