\... ノルウェイ北欧暮らしメモ .../

北欧暮らし。色んな人の色んな目線で。

オスロ滞在8ヶ月

Hei!!

 

前回はオスロで出会った友人のぞみちゃんの

貴重な体験を共有してもらいました!

忙しい所ありがとう、のぞみちゃん!!

 

こんな個人のつぶやきブログだからこそ、

大多数の人に届くのではと思っています。

知ることが第一歩だからね😀

 

私は動物好きで、動物系の募金はたまにするんだけど、

難民の人たちへの募金は今回が初めて!

 

ノルウェーの物価に囲まれて生きているとね、本当に必要なものにお金を払わなければって思う事がよくある。無駄に消費してるお金があるなら、募金に払った方がみんながハッピー。

 

そう思いつつもストレスに負け、クッソ高い煙草を買っちゃってるわけですが・・・。

煙草を買ってるからこそ、煙草に払うお金があるなら募金せな!って自分に対して思うわけなんですね。煙草128クローネもするからね。約1800円だよ嘘だろ。

 

自分のちっぽけな欲望を埋めるためだけの、健康の害にしかならない煙草が、難民の子供たちの未来を作るのかと思ったら、、、どっちが良いかなんて一目瞭然だよね。

 

まあストレスって言っても、2月はストレスフリー。

オスロに来て早いもので8ヶ月・・・。

最初は3ヶ月だけ住んでÅlesundに引っ越すぜ〜と思ってたけど、IDナンバー申請・部屋探し・職探し・銀行開設等に思いの外手間取り、気づいたら8ヶ月。

 

そしてバイトを初めて5ヶ月。

そう、私、来月退職します!!!

いや〜〜〜濃い5ヶ月だった。

最初は実力不足もあって週1しか入れず、やむなく掃除のバイトもはじめ・・・。それが色々な事情があって、12月からは気付けば週5でがっつり働いております。

ここで雇ってもらえて、色々と貴重な体験が出来たり、優しい人たちに囲まれながら楽しく仕事が出来て、本当に感謝。大変なことも多いけど、やっぱり接客が好き。(しかも人生ではじめて、お客さんからラブレターもらったぞ笑)

 

掃除の仕事は今月いっぱいで辞めますーって言ったら「じゃあ入ってる仕事キャンセルしとくから、今日で終わりね!」って返事が来たもんだから・・・

今のバイト先にいつ言おうか迷ってたんだけど、1ヶ月前に伝える形に。

そしたらみんなが優しい言葉をかけてくれ、3月末まで週5でがっつり入れてくれました・・・😭 本当にありがたい!

 

というのも、もうこの後バイトする予定がないから、7月末までの生活費を今のうちに貯めておきたくて。バイトをせずに何をするのか?

 

ファームステイをします!!

 

WWOOFを使って5月から7月までいくつかの牧場・農場で住み込みバイト。Rørosの有名な乳製品加工会社にも興味があるから、そのあたりの牧場でもインターン・ボランティアとして働けたらなと思ってるけど・・・どうかな〜。

 

正直私のやってることは、私が漠然とやりたいと思ってることに繋がってない気もする。見当違いのことをやっているような。

 

私は農家になりたいわけではない。ノルウェーのオーガニック野菜が世界的に有名なわけでもない。食と農と環境保護と観光を繋げたくて、まずは農の現場を体験したいっていうか。土いじりがしたいっていうか。

 

ところで、今読んでる里山資本主義の本に、小さい村の電気をペレット発電で賄いはじめて、外に払っていた電気代としての費用を、村の中で循環させる事ができたって話があったの。光熱費って支出の中でも特に割合が高いらしい。

 

循環が、里山資本だけでなく、環境保護のキーワードだと思う。

 

話は少し変わるけど、ノルウェーでは、世界初となる自家発電設備を持ったホテルを建設中。

 

www.snohetta.com

 

通常のホテルに比べて、光熱費を85%カットできる仕組み。さらに自家発電もできる。デザインは自然を壊さないように、最小限の土地を使っていて、その形はノルウェーの伝統的な、たら干し用の組み木がモチーフ。

 

2021年に完成予定なのかな?もうサイト見てるだけで、すっごいワクワクする!!いろんな理想が詰まってる!Minimal footprint。

 

日本もこの先、どでかいホテルを作るんじゃなくて、なるべく自然に沿って最小限の空間を使って作れないのかな。まあ地震や自然災害の多い日本では、難しいかもしれないけど・・・。昔ながらの作り方の中にヒントがないかなあ。

 

こんな風にノルウェーは持続可能な観光業に取り組んでるんですね。ぶっちゃけ普通に暮らしてる分には、オスロはゴミ多いし、食料廃棄量も多そうだし、人々はそこまで環境保護に積極的なようには見えない。特に屋外フェスとか、若者たちはみんなプラスチックゴミを地面に捨てて帰るし。

 

ただ政府がそういう取り組みを進んでしている。そして、そういう政府を作ろうと、選挙に積極的に人々が関わってる。人々が政府を作ってる感じがある。

 

だから日本ももっと政府が何をしているのか、どんな政治をして欲しいのか、積極的に関わっていけば、変わるのかもしれない。種子法廃止とかマイナーと思われがちだけど、とっても大事な事が変わったと気づくかもしれない。

 

とはいえ、政治の世界って難しいっていうか・・・何をどう調べたら良いか分からないっていうか。みんな言ってること同じに見えるっていうか、結局公約とかあっても建前に見えるっていうか。

 

何十年ともう議論されてきたであろうこの話題。変わるって難しいね。

 

そうそう、ペレットの話だったわ。笑

日本は森林大国。にも関わらず何故海外から木材を輸入するのか。

安いから。

輸送費がかかってるにも関わらず、何故安くなるのか?

・・・・何故だ?

実は全然知らない。。。

ああ!気になる!!!

調べます。

 

ちなみに何度も繰り返しになるけど、森はあればあるだけ、自然環境は豊かになると思っていた素人の私。でも日本の森は、もう自然環境を保つだけの機能を果たせなくて、むしろ悪化の一途を辿っていて、実は早く伐採しないといけない。

 

ただ伐採しても売る相手がいないから、利益が出ず、仕事として成り立たない。

 

それゆえに、今も手入れされないままの、森としての機能を果たさない山が多く、土砂崩れも多い。針葉樹が多いから、動物たちの住処にもならない。悪い循環!

 

建材としては海外産に価格で負けてしまい売れない。

環境保護を訴えるイベントでは、時々間伐材を使った鉛筆やおもちゃを見かけるけど全然人気がない・・・。今時鉛筆を使う人全然いないもんね・・・。

 

この間伐材をうまく使えれば、ってことで、とある村はペレット発電に投資して見事成功したってのが、里山資本の本に載ってたのね。

 

有り余っているものにこそ、価値を見出し、上手に使う。

 

ノルウェーは電気代が安いからって暖房だけに頼ってはいない。一軒家には今でも暖炉があって、スーパーで薪が売られてる。木の需要がある。

 

日本も暖炉を復活したらいいと思うの。冬めっちゃ寒いんだし。木を燃やすと二酸化炭素が出るって素人の私は思うんだけど、同時に森林をきちんと手入れして育てれば、森林が二酸化炭素を酸素にしてくれる割合の方が上回るって本に書いてあった。ただ信ぴょう性は高くないから、きちんと裏を取らなければならないけど。

 

もっと木を使って、森林大国って胸を張りたい!森林を上手に育てられたら、環境保護に繋がって、環境保護先進国にもなれるし!そのためには・・・林業や!!WOOD JOBや!!!

 

森林について調べた時、こんな面白いサイトを見つけたよ。

 

森林・林業学習館 - 木づかい運動・木の魅力・森林の生態など

 

このサイトの中で私がめっちゃめちゃ気に入ったワード。

 

植えて⇨育てて⇨収穫する。

 

何だか木って大きく育てば、あとは放っておけばいいと思ってた。でも・・・木だって植物!!!言うなれば林檎と同じなわけよ!!!

 

植えて、育てたら、収穫しないと、悪くなっちゃうのよ!

アーーー!上手いこと言いますな!

 

収穫して上手に使うその使い方、良い例を見つけたらシェアします!

 

ちなみに荒れた山を、違う方法で復活させようと取り組んでいるのが、去年の植林時に出会った薫ちゃん。

 

彼女は「山地酪農」を目指して、神奈川県の田舎で奮闘しています!

以前にもちょっとブログに書いたけど、素敵なことだからまた書くね〜。

 

酪農って北海道みたいな広〜い平地に牛を放しているイメージがあるよね。でもね、今は効率化重視だから、ほとんどの牧場では牛は屋内に繋がれっぱなし。本当はツノだってあるんだよ。でも危ないからって生まれた時に切っちゃいます。痛いです。

 

牛の乳って、パックに入ってきてジュースみたいに見えるけど・・・全然違うから!!

自分の分の栄養を赤ちゃんのためにと詰め込んだ愛情だからな。命を削って分けてもらってるんだからな!!

 

それなのにツノは切られるは、狭い小屋に繋がれるは、身動き取れないわ、高カロリーな食事ばっかで生活習慣病になって寿命を全う出来ず食肉にされるは・・・

 

とはいえ、牛乳をじゃあ飲むなっていうわけではない!

牛もハッピーライフを送りながら、ちょっと牛乳を分けてもらったらいいじゃないか。

 

放牧は広い平野じゃなくても出来る。実は牛はたくましい生き物だから、傾斜の厳しい山の上でだって勝手に育つんです。そこに草さえあれば!!!

 

牛は、私たちには何の価値もないように見える雑草を食べ、地面を踏みならしながら、山が育つ手伝いをしてくれる。

 

人が入れないぐらい雑草が生い茂った暗い森でも、牛は平気な顔で入っていって、木の葉や笹を食べて道を切り開き、人がその道を借りて高い木の枝を打ち、下草にまで光が届くように手入れをする。

 

野芝を植えて、それが広がれば、芝の根っこが土を抑え込んで土砂崩れを防いでくれる。牛が食べても野芝はまた生える。芝が定着すればもうあとは自然の循環に任せておけばいい。

 

365日、完全放牧スタイルでハッピーな牛から作られた牛乳。

高カロリー飼料を食べる牛と違って、濃厚な牛乳は出来ないかもしれない。でもそれが自然の恵みってものだし、野芝を食べてるから価格も変動しない。何より美味しいから。自然放牧の自然のままの牛乳って。ノルウェーの乳製品が美味しいのは、そういうことだったのかも。それを探るためにもファームで働きたい。

 

飼料は輸入品だから、値段が上がれば、牛乳の値段も上がっちゃう。牛は完全に国内で飼われてるのに、海外に左右されるばかりか、結局海外にお金が流れてるし。

 

初めて会ってから1年。彼女は夢に向かって着々と進んでいる。

いろんな法律の規制があって、なんども挫けてると思う。それでも少しずつ達成していく姿に、刺激を受けるし、応援したくなる。

 

牛も山も人も、ハッピー循環を彼女は起こそうとしている。

かっこよすぎ!

 

山地酪農を始めます@山北町 - ホーム | Facebook

 

要チェックですよ!!

言うだけじゃなくて、実際行動している彼女を見習って、私も行動しなくては!

 

明日は友人と、オスロにある牧場を訪ねまーす。

前行った観光牧場じゃないよな・・・?

 

じゃあね〜〜〜〜