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北欧暮らし。色んな人の色んな目線で。

オスロのバイト探し、虎の巻。失敗から学んだ事。

Hei ;)

 

8月中旬から始まったオスロでの仕事探し。9月末時点で1ヶ月半経ちました。経験値を積み、失敗し、たくさんのことを学びました。これから仕事を探す人にちょっとでも力になれたら嬉しいなと思います!

 

まず前情報としてこれまでに履歴書を配ったのはあらゆるパン屋さん、ノルウェー人経営の和風レストラン、アジア人経営のアジア料理レストラン、ビーガンカフェ、バーガー屋さん、計20軒以上。

 

その中で面接・研修など何かしらアクションがあったのが

 

1・中東系オーナーの経営するカフェ→履歴書渡して2・3日後にメールがきた。面接は通ったが、採用と言われた数日後にメールで突然の不採用通知

2・アジア人オーナーの経営するアジアンレストラン→履歴書を渡して2、3日後にメールが来た。面接後すぐに研修が始まったけど、ついていけず辞退

3・ノルウェー人オーナーの経営する和風レストラン→履歴書を渡して1週間後に電話がきた、面接すっ飛ばしトライアルするも実力不足で不採用

4・経営者不明なアメリカンバーガー屋さん→履歴書をメールで送って2日後メールが来た。面接するも働けるのが半年じゃ短いと不採用

5・ノルウェー人経営のバーガー屋さん→履歴書をメールで送って翌日メールがきた。面接しトライアルしましょうと言われたまま音信不通

6・友人に紹介してもらったインターネット会社→履歴書をメールで送って3日後、メールが来た。面接まで行くも経験不足で不採用

 

私の職歴はカフェ&バーでウェイトレス3年・ホテルで受付やロビー係など5年。英語は中級・ノルウェー語は超初級。

 

採用率が高いのは以下のケース!

オーナーが海外出身の人。

ノルウェー人経営でも和風レストラン・アジアレストラン・アメリカンバーガーなど国際色の強いお店。

 

国際色の強いお店はインスタやFBをチェックすると、投稿が英語であることが多いです。そうしたらチャンス!ノルウェー語が出来なくても、英語が話せれば雇ってもらえる確率が高い。

 

面接が通ったら次に必要になってくるのが経験。大体の所がトライアルでまずはお互いの様子見をしましょう、と言ってきます。(違法なんだけど、大体の所がトライアルにはお給料はでませんと言ってきます。)トライアルで働いたのは2箇所。

 

2のアジアレストランでは、私は浮きシフトとして先輩にくっついて教わりながら仕事をしました。1日目は色々口頭で説明を受けながら、お皿を下げたりお水を持って回ったり、最後はワインを注いだりしました。2日目はコース料理を覚えてこいと言われてたので覚えて行って、実際にお客さんに料理を運びました。忙しくてひたすら自主的に簡単な料理を出したり、テーブルセットしたり、一人で働きました。忙しかった・・・。

 

3の和風レストランでは、レストランやメニューに対する説明はないまま、ディッシュウォッシャーの助手として、使用済みの食器を下げ、洗浄済みのお皿を拭いて棚に戻す仕事をひたすらやりました。忙しかった・・・。

 

レストランで働いた経験のない私は2は色々あって辞退したものの(後述します)、3では経験値不足で不採用になりました。この時気付いたのが国籍<経験ってこと。

 

国籍<経験。日本のネームバリュー

図々しい話なんだけど、和風レストランなら「日本人」を欲しがってるだろうと思っていた私。だって日本料理屋に日本人ウェイトレスがいたら、おっここの料理は間違い無いんだなって思いそうじゃん。中華料理屋で欧米人が働いてるよりは、中国人が働いてる方が本場って感じがするじゃん。

 

ちなみにオスロには居酒屋(食べ物をシェア)スタイル、創作和風のレストランが非常に多い。こじんまりしたところから大きな所まで。中にはタイ料理・中華料理も扱ってる所があるけど。とにかくアジアンレストランが多い。

 

だからどこかしら受かるだろうなんて思っていたけどー・・・経験の無さが私の邪魔をした😭まあそうだよね。普通に考えたら国籍がなんだろうが、即戦力になる人を選びますわ。

 

 

アジアレストランを辞退した理由

これはね〜以前ちらっと書いたんだけど、まあちょっと従業員の態度にイラっとしたってのもある。だけど他にも理由はもちろんある。

 

1、メニューが覚えられない

コース料理だけでも、例えば、”サーモン巻きチリソースゆずマヨ添え”(実際の料理じゃありませんw)みたいに、チリソース・ゆずマヨなど細かい所まで説明しなきゃならない。寿司だけで3種類あってそれぞれが、ゆずマヨだのわさびマヨだのチリだのスイートチリだの。。。紛らわしいんじゃ!!!それに加えてアラカルト、白ワイン、赤ワイン、ロゼ、カクテル・・・料理とお酒のコンビネーション・・・覚えきれない😇

 

2、注文用の端末がノルウェー語表記

注文を取りました。それをキッチンに伝えます、ってなった時に使う端末がノルウェー語。料理名も全部ノルウェー語。料理を探し出すのに相当な時間がかかってしまう。

 

3、業務終了時刻が深夜の1時、2時

これは前にも愚痴ったけど終電があるから帰ります、は通用しなかった。

 

この経験から私は現実を知った。

これからワーホリに来る方の中には「折角行くんだからローカルカフェ、ローカルレストランで働きたい!」と思うかもしれない。わかるわかる。私もそう思ってローカルカフェとかパン屋から始めたもん。でもね・・・気付いた。

接客なら英語が出来ればノルウェー語は喋れなくてもまあ大丈夫だろう。でもあらゆる業務の説明書や端末はノルウェー語で書かれているから、読めなかったら何もできない。

 

メニューを覚えることに加え、ノルウェー語に囲まれた職場でそれも勉強できるほどの強い意志があるかどうか。覚えてしまえばなんてことはないんだけど、覚えるまでが相当大変な道のりになることでしょう。コミュニケーションが英語って時点で、よほど喋れる人じゃない限り多少のストレスはすでに発生してるし。

 

ノルウェー人の経営するお店はスカンジナビア人しか雇いたくないんだ!と拗ねていた私ですが、そうではない。ノルウェー語を喋れないと、とにかく仕事にならないんだなと思いました。

 

お勧めの応募先

アジア人経営のアジアンレストランがまず間違いない。そう言うところは大体従業員もアジア人が多い。欧米人のたくさん働いているアジアレストランは、大体オーナーが欧米系で業務システムはノルウェー語で運営されるため、ノルウェー語が喋れないと雇ってもらいにくいと思う。

 

レストランの探し方は、大体インターネット。まずGoogleでOslo Asia restaurantとかいれて検索してみる。そこで出てくるのは大きくて有名なとこが多い。


次にFBで似たようなワードで検索してみる。こっちの方が沢山見つかる。特に個人店はウェブサイトないところが多いし。レビューも見れるから情報が集めやすい!


あとはFBのバイト探しのグループ、jobb I osloやservitør-kokk-ナントカってやつで情報収集するのも良い。ただしこれはかなり競争率高い。結構ここで見つけた求人にメールで履歴書を送ったけど返事がきたのはひとつだけだった。


呼ばれた面接のうち、求人をネットに出してたのはたったのひとつ。それ以外は求人がないけど履歴書を渡したら呼んでもらえたのが4つ、知人の紹介がひとつって感じ。


だからやっぱり求人がなくても履歴書を持っていくのが1番良いのかも!


そうはいってもツテ最強!

例えばこんな事がありました。以前履歴書を渡していたお店で空きが出ました。人事は空きが出たら連絡しますと私に言っていたけど、実際は履歴書をくれた人よりも先に、従業員の口コミで知人に声をかけ始めました。結果そのポストには知人がおさまり、私には何の連絡もありませんでした。

 

これは本当に良くある事だと思います。表立って募集はせず、従業員の知人を当たる。

 

履歴書を配り続けるのもいいけど、やっぱり、友達をたくさん作るのも大事だなと思います!特に日本人が抜ける時は、同じ日本人の方が雇ってもらいやすそうだし。身の回りでは、日本人の友人が抜けるところに運良く入った人や、以前働いていたところを紹介してもらったと言う人が結構います。特に日本人はワーホリで来ている人がほとんどだから、回転も早い。そこに運良くおさまるのが、一番苦労は少ないでしょう!

 

ちなみに外国人の友達は増えても、仕事のツテは生まれない気がします。これは私の活動範囲の問題でしょうが、学校やspråkkafeに行くと結構外国人の友達が増えます。そこで何かしらご縁はないかと「仕事探してます」って自己紹介の時に言うんだけど、そうすると「私もです」って人の多い事wwノルウェー人の学生の友人も出来たけど、仕事探してるって言うと「学校の友達も探していて大変そう」と。。。想像以上に仕事を探している人が多いです。そして英語もネイティブではない私たち日本人には狭い門しか残されていません。

 

日本人との人脈の方が、仕事見つかりそうだなと個人的に思いました。

 

裏技

オスロにはいくつか日本でもお馴染みのお店を見かけます。

H&M、ハードロックカフェ、FRIDAYS、ZARA。ここで働いた経験のある人はもしかしたら雇ってもらえるかも!以前ブログで日本のH&Mで働いていた人が、オスロのH&Mで採用してもらえたって読んだよ。

 

 

面接

そう、忘れてた。面接。これも三者三様っていうか。お喋りみたいにやる所もあれば、堅苦しい質問をしてくる所もある。でも大体共通してなんでノルウェーに来たの(ビザについて)?レストランで働いた経験は?この規模で働けそうか?どのくらいオスロにいるのか?ってのを聞かれたな〜。

 

面接が通って研修しようってなった所ではポジティブマンだったから結構うまいこと答えられたんだよね!「レストラン経験はないけど、忙しいホテルで働いたからタイムマネジメントや優先順位のつけ方はわかる。やり方は似ていると思う!」って。

 

9月後半になってからはネガティブマンになって来たから「レストラン経験はないけど、やり方はわかる。お酒も種類は多くないけど作れる」みたいな暗い感じに。自分で書いてて笑える😂!なんだこの違いwそりゃダメに決まっとるわ!

 

面接は出たとこ勝負!と思ってレストランについては調べるけど、質問の答えはあまり準備をしていなかったんですが・・・折角面接までいってモノに出来ないのは勿体無い。なんで働きたいか、経験はあるか、経験がなくても提供できるスキルはあるか、自分の長所ポイントをうまく伝える練習はした方が絶対に良い!

 

 

最後に

可能性が低いとはいえ、是非ともローカルレストラン・ローカルカフェにも突撃してほしい!何故なら研修が楽しかったから!

 

ノルウェー人経営の和風レストランは本当に雰囲気が良くて!コース料理オンリーのちょっと値段の高いレストランなんだけど、とにかく明るいの。店内が。照明が明るいのもそうなんだけど、スタッフが全然気取ってなくて、お客さんと友人みたいに話してる。だけど接客は一流でちゃんとみんなのことを見ているし、質問にもなんでも答えられる。長居できる雰囲気がある。

 

私が働いたその日には、プロポーズしたのか詳細は分からないんだけど、カップルのお客さんが幸せそうにキスしてて、スタッフや他のお客さん達で拍手してお祝いしたり。コース料理が食べ終わったら奥のラウンジに移動してコーヒーを振る舞うんだけど、そこでは老夫婦が幸せそうに音楽に合わせて踊ってるし。自由。あれは本当に良い経験をさせてもらったなと心の底から思うもん。ああいう場を私も作りたいなあ。ああいう接客をしたいなあと思う。

 

それがこちら。

Velkommen till Bokbacka

創作和風料理だけど良いレストランだったのでぜひ。美味しいかどうかは分からないw食べ物は小さかったw料理もよく考えられていて、見ていて楽しかった。いろんな驚きが隠されてたよ。仕事が決まったらお祝いしに行くのだ。

 

そんな訳で気になるカフェやレストランがあるなら、雇って貰えなくても研修狙いで行くのもアリだと思います!笑

 

以上、ここ1ヶ月半の失敗から学んだ事でした〜😆