使命

 

人間の使命って?

どんな動物にも使命があります。

その最たるものは、種の繁栄でしょうか。

どんな動植物も生まれたからには子孫を残します。

生きる目的・命を使ってやり遂げるべき目的です。

 

じゃあ、動物の仲間である人間は?

人間も働く目的はなんだろうとか

人生何がしたいんだろうとか考える事もあるけど

本能的にはやっぱり子供を産み、育て、繋げていく事かなと。

繁栄ですね。

 

しかしながら、わたくし、すでに三十路近くして

結婚の兆しもなければ全然違う事を考えてます笑

 

キーワードは 繋ぐ 。

 

地球を未来に繋げる

さて子孫を残す事はもちろん大事ですが

それより何より住む場所がなければ何も始まりませんよね。

全生命体が住むこの地球は、大きなひとつの家です。

 

しかし昨今、私たちの地球は着々と脅かされています。

森林だったり石油だったり時間をかけて地球が作ってきたものを

私たちは今使っていますね。

それが人口増加や拡大する消費社会の影響を受けて

今や地球は1つしかないのに、1.5個分のスピードで

有限資源を消費しているんです。

このままでは資源が枯渇してしまう。

 

だけどどうにかしたくても正直、70億人いるうちのたった一人に

何ができるのか…って、問題をなんとなく他人事に感じてました。

他人事に感じながらも、やっぱり居てもたってもいられなくて

とうとう人づてに植林の体験をやらせてもらう事になりました。

 

植林を通じて広がる世界

この二日間は、私にとって、運命の日でした。

 

一見して日本にはまだまだ山や森があります。

でも色んな政策や事情により放置された山は木が鬱蒼と茂り影を作るせいで

中間層のちょっと低い木や草が生えず、動物の餌が育たない。

まるで満員電車よろしく密集してる事で根が十分に広がる事が出来ず

土砂災害が起きてしまう。

 

これには衝撃を受けました。

見た目にはまだまだ沢山山や森が残っているのに

その機能を果たしていなかったなんて!

こうしてまず自分の見識が広がりました。

 

そしてそれよりももっともっと大切なこと

それは人との出会いでした。

 

正直、私の周囲には環境に興味がある友人は少なく

環境保護や植林の話をすると暗くなるし浮きがちでした。

 

でも、ここには、私と同じ人がたくさんいたんです!

だからもう話すのが楽しくて楽しくて。

こうして人脈が広がりました。広がり、ふたつめですね。

 

更にとある女性からは酪農の現状と、山地酪農の可能性を教わりました。

ここでふいに疑問がわいたんです。

 

農業と環境保護って、とっても密接してるんじゃ…?

 

環境保護っていうと、どうしてもボランティアが多いんですよね。

だけど私は環境保護を仕事にして生きるお金を受け取りたかった。

その悩みの解決の糸口がこの時、芥川龍之介の蜘蛛の糸さながら

目の前に舞い降りてきたんです。

 

こうして私の未来のビジョンが広がりました。

でもほんとにね、まだ、細くてすぐぷちって切れそうな糸ですよ笑

 

一次産業はどれも自然を相手にしている、

考えたら当然ですよね。

でも何でか農業と環境を私は切り離して考えていたんです。

考えてすらないかもしれない。思い込んでいたのかな。

 

そこで思いついたのが【持続可能な産業】という言葉。

利益を求め、飽和する消費者の欲にこたえるために

乱獲される魚や家畜や野菜…

 

それを自然のサイクルに沿って抑えて、環境に配慮した

生産者を応援するビジネスがしたいと、そう思いました。

 

そうして周囲の人に勇気を出して思いを口に出すと

「こんなイベントがあるよ!」とか

「こんな人がいるよ!」とか教えてくれるんです。

 

単身飛び込んだイベントではまた導かれるように面白い人がいるんです。

出会っちゃうんですよね~。

ご縁て不思議ですよね~。

 

そこにはすでに消費者と生産者をつなぐ仕組み作りを実践している

かっこいい人たちがいました。

その方々についてはまた次回。

 

そんなわけで、農大出ていないし、そもそも大学に行ってないから

経済だってちんぷんかんぷん。

幸い読書は好きだったから、環境とエネルギーだったり

やさしい経済学入門だったり、人からのお勧め本だったり…

この1カ月でものすごい情報量を受け取り、おぼれてます笑

 

不思議なのは、

植林…つまり林業から始まった活動が、環境保護

畜産業、農業、果ては消費という日々の生活に全部が繋がったっていう事。

 

繋ぐ。

不思議な意味を持つ言葉ですね。

 

地球を未来へ繋ぐ。

生産者と消費者を繋ぐ。

地方と都市を繋ぐ。

 

きっと、これが私の使命だと、今はそう感じています。